2024/06/10
Y&Y設計事務所は
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今回は、<外気に接する床断熱材に繊維系断熱材はNG!>についてお話をします。
今日のお話は
外気に接する床断熱材のお話です。
この部位の断熱材施工の不具合が
慢性化していますが
誰も指摘をしていないかも!
住宅診断で指摘しても
もう手遅れかな?
ここから本題に入ります。
外気に接する床とは
何処の部位を言うのか?
分かり易い部位で説明すると
車庫の上に居室が有る場合です。
その居室の床の断熱材が
外気に接する床断熱材になるのです。
この部位の
断熱材の材質や設置の方法が
新築分譲住宅の多くが
デタラメな施工をしているのです。
このブログでも良く記載していますが
ワクワクドキドキのウォーキングで
工事中の現場をチェックしていますが
その一つの建物に
デタラメな施工を見つけたのです。
下記写真①が
その一つの建物で
床下直下に断熱材を施工していません。
既に車庫の
天井下地を施工した状態からは
床下直下に
断熱材を入れる事は難しいく
キチンと設置する事は不可能ですね!
考えられる事は
床下直下に断熱材を設置するのではなく
車庫天井裏に
断熱材を設置すれば良いと
考えているのかな?
もし車庫の天井裏に
断熱材を設置したとしても
車庫上居室の
外気に接する床の断熱材にはなりません。
完全に不具合な施工ですね。
もし
この建物が
フラット35Sの
金利A仕様で申請していれば
フラット35Sの
木造住宅工事仕様書を
遵守していない事になります。
この外気に接する床の
不具合施工を知らずに購入された方は
恐らく
冬期には床が冷たいでしょうね!
車庫の天井に
点検口が設置していれば
住宅診断を依頼すれば
発覚すると思いますが
住宅診断を依頼しない方が
最近は多いですから分かりませんね!
もう一件の方は
下記写真②の様に
2階床下直下に
外壁用の袋入りグラスウール断熱材を
設置しています。
実際の現場の写真が撮れていないので
過去の住宅診断時の写真で代用しています。
この袋入りグラスウール断熱材は
外壁用の断熱材であって
外気に接する床に
設置する為の断熱材では有りません。
その施工結果として
至る所が断熱欠損になっていますが
一番問題な事は
床面直下の断熱材の
防湿層の面が形成されていません。
防水層面が形成されていませんので
断熱欠損部分(すき間)にカビが発生し
知らず知らずの内に
そのカビが室内に入り
最悪の場合は
健康被害を起こす可能性が有ります。
この上記写真②の
断熱材施工の建物は大変多いですね!
因みに
お勧めの断熱材の施工方法は
下記写真③になります。
断熱材の材料を
繊維系断熱材ではなくて
押出法ポリスチレンフォーム系の
断熱材を施工する事を勧めています。
今日の纏めとして
3階建て分譲住宅の場合は
1階に車庫が有るプランが殆どです。
なので
車庫上階に居室が有る場合は
その居室の
外気に接する床断熱材の
材質は要チェックですね!
もしグラスウールを使用していたら
その分譲住宅はお勧めしません!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離13.7km 18,041歩
トータル273日目(休んだ16日間含む)
総距離2,521.2km
総歩数3,334,408歩