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基礎鉄筋の「鉄筋のあき寸法」には要注意ですよ!

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今回は、<基礎鉄筋の「鉄筋のあき寸法」には要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

基礎鉄筋の「鉄筋のあき寸法」のお話です。

 

ワクワクドキドキのウォーキングで

基礎工事を観察していた現場なんですが

 

恐らく

基礎根切や鉄筋配筋の仕方から見て

3階建ての木造住宅と思われます。

 

3階建ての場合は

構造計算を実施して

基礎の鉄筋配筋の大きさを計算します。

 

なので

2階建てベタ基礎の様な

簡単な鉄筋配筋ではなく

複雑な鉄筋配筋になります。

 

下記写真①は

今回の現場で

不具合が確認された箇所の写真です。

 

【写真①】

 

 

上記写真①を見て分かる様に

基礎梁部分の

腹筋や主筋の定着部分や継手部分に

鉄筋同士の重なりが3本以上が確認出来ます。

 

基本的に

鉄筋同士の継手の為の重なりは良いとして

 

その重なり部分に

他の鉄筋が定着長さを取り為に

重なって来る事はNGです。

 

何故ならば

鉄筋の表面にコンクリートが行き渡らず

充填が不十分になる可能性が有るからです。

 

充填が不十分だと

コンクリートと鉄筋の長所を合わせた

鉄筋コンクリートの強度が弱くなるからです。

 

因みに

鉄筋のあき寸法は

木造住宅の基礎の場合

コンクリートの粗骨材の1.25倍で

約32㎜以上が必要です。

 

上記写真①を見てみると

同じ位置に

鉄筋が5本重なっている部分と

3本重なっている部分が確認出来ます。

 

これは

どう贔屓目に見ても

上側の5本はNGですね!

 

 

今日の纏めとして

この「鉄筋のあき寸法」に関しては

 

唯一基礎鉄筋を検査する

住宅瑕疵保険の検査員は

実際のところ

口頭で注意しても

是正後の写真提出までの

指摘はしないでしょうね!

 

なので

工務店は

この写真の状態で

コンクリートを打ってしまうという事です!

 

この不具合をさせない方法は

ホームインスペクターに

新築各工程検査の「鉄筋配筋検査」

依頼する事をお勧めします。

 

依頼する事で

ホームインスペクターから

 

基礎鉄筋配筋のチェック項目を

事前に工務店に渡しておけば

 

工務店が

「鉄筋のあき寸法」に

注意して施工するだろうし

 

もし

「鉄筋のあき寸法」に不具合が確認されたら

配筋の手直しを強く言える事になります。

 

如何ですか

新築各工程検査は必須と思いませんか?

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

距離11.6km 15,387歩

トータル299日目(休んだ16日間含む)

総距離2,809.6km

総歩数3,716,529歩