2024/09/29
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<布基礎既存住宅床下は湿気が多いので要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
買取再販住宅に限らず
布基礎の既存住宅を購入する時には
要注意!と言うお話です。
布基礎の既存住宅に多い
床下の不具合事例の写真を
アップしてみます。
下記写真①は
和室の床下のタタミ下の
荒床板にカビが発生している写真です。
当時(2000年以前)の仕様では
タタミが敷いている床下には
断熱材が入っていませんので
違反建築では有りません。
では何故
カビが発生したのでしょうか?
この住宅の場合は
床下換気口を
既製品の物置で塞いでいた事が
大きな原因と考えました。
それでなくても
当時の建物の殆どが布基礎で
床下の地面の高さが
外部の地面の高さよりも
10cm以上低い住宅が一般的で
当時の住宅は
床下に湿気が溜まり易い状況だったのです。
この事が
色々と不具合の原因になっています。
例えば
下記写真②の様に
床下が湿気が多ければ
床束の含水率が高くなり
腐朽菌が活発になり
床下構造材の腐朽の原因にもなります。
さらに
布基礎の既存住宅で多い不具合として
下記写真③の様に
ひび割れが入っている床束をよく見ます。
この原因は
床下の地盤面に湿気が多くなると
地盤土壌に含まれていた硫酸塩を
束石が吸い上げる為に
束石表面に
針状結晶と言う症状が発生します。
この様になってしまうと
束石が硫酸塩の為に劣化が進み
束石の強度が無くなって
ひび割れが発生します。
下記写真④は
この針状結晶が発生している基礎で
基礎自体がボロボロになっている写真です。
以上
床下の不具合のお話でした!
今日の纏めとして
2000年以前の
布基礎既存住宅の場合は
床下に湿気を多く含んでいますので
必ず
契約する前に
床下に入っての調査を実施する
住宅診断を依頼しませんか?
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は10.3km 歩数は12,908歩
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