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ユニット鉄筋の定着用鉄筋施工には要注意!

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住宅診断で幸せな暮らしを応援します!

 

今回は、<ユニット鉄筋の定着用鉄筋施工には要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

許容応力度計算をした

基礎配筋施工のお話です。

 

新築木造住宅を

許容応力度計算による

耐震等級3で建てる事をお勧めしますが

 

ここで

大変大きな問題が起きています。

 

それは

鉄筋のあき寸法足らずです。

 

下記写真①を見て下さい。

 

【写真①】

 

 

上記写真①は

地中梁部分の配筋写真です。

 

一目で

空き寸法足らずが分かりますよね!

 

この地中梁の件は

構造計算により地中梁リストで

配筋要領が決められています。

 

下記資料①は

許容応力度計算によって計算された

地中梁の配筋リストです。

 

これは明らかに

現場施工の事を何も考えずに

 

ただ単に

許容応力度計算で

クリアする鉄筋径と本数を

記載しただけの配筋リストです。

 

【資料①】

 

 

上記写真①の場合は

現場サイドだけでは

どうする事も出来ません。

 

何故ならば

鉄筋のあき寸法が取れていない理由は

現場サイドが原因ではなく

 

ユニット鉄筋を発注する時に

鉄筋空き寸法に注意する様に

ユニット鉄筋業者に

指示を出していないからと思われます。

 

因みに

ユニット鉄筋とは

工場で鉄筋をユニットごとに組み立てて来る

 

木材で言えば

プレカットの様に加工している鉄筋の事です。

 

ユニット鉄筋業者に

キチンと鉄筋あき寸法を確保する様に

指示を出していれば

 

例えば

上記資料①の地中梁リストの断面では

ユニット鉄筋とユニット鉄筋を

組む為の定着用の鉄筋を入れると

鉄筋あき寸法が取れないと

返事が来るかもしれませんね!

 

この

ユニット鉄筋業者とのやり取りを

ユニット鉄筋を発注する現場監督?が

手を抜いていると考えます。

 

なので

実際の現場では

ユニット鉄筋毎に

定着用の鉄筋が余分に必要な為に

 

この定着用の鉄筋が

鉄筋あき寸法を

確保出来なくしている事が現状です。

 

この事を

構造設計をしている部署へ

鉄筋あき寸法が取れないから

地中梁寸法を大きくする様に等

問題点をフィードバックすれば

次回からは気を付けると思いますが

 

このフィードバックが

出来ていないのでしょうね!

 

結果的には現場サイドでは

毎回毎回

鉄筋あき寸法(約32㎜)を無視して

コンクリートを打ってしまうのでしょうね!

 

瑕疵保険法人の検査員も

見て見ぬ振りをするのは

この場合は責められない気もします。

 

 

下記写真②の場合は

例え許容応力度計算で

配筋要領が決まっていても

 

上記写真①の様な

地中梁ではないので

配筋方法を工夫すればクリア出来ますね!

 

これを指摘しない

瑕疵保険法人の検査員はいけませんね!

 

【写真②】

 

 

 

今日の纏めとして

同じ鉄筋あき寸法足らずでも

 

上記写真①の場合の様に

現場サイドで

どうにもできない事までは

 

普通は

工事をストップさせる事は難しいですね!

 

上記写真②の場合は

現場で鉄筋をやり替える事が可能なので

指摘事項に上げないといけませんね!

 

今日の内容は

少し判断が難しい内容でした。

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

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今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング&ジョギング

距離は10.9km  歩数は14,267歩

トータル398日目(休んだ20日間含む)

総距離3,845.8km

総歩数5,072,360歩