2024/10/22
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<何気なく設置している給気口がカビ発生の原因?>についてお話をします
今日のお話は
室内にカビが発生する原因とは?
についてお話です。
カビが発生する条件には
何が有るだろうか?
基本的には
「温度」「湿度」「栄養」の
3要素と言われています。
全てが揃うと
カビの胞子が付着した場所から
生育して行きます。
温度は
25℃と言われていますが
5℃~35℃前後でも生育します。
湿度は
一般的なカビは80%以上が
必須条件ですが
乾燥状態を好むカビの場合は
65%前後でも発育します。
栄養は
タンパク質や炭水化物、油脂などの有機物です。
主に皮脂汚れや埃などになります。
浴室の場合は
この皮脂汚れが主原因でしょうね!
では
カビを発生させない様にする為には
この3要素を
揃えなければ良いのです。
「温度」に関しては
人間の生活する温度内なので
これを制御する事は不可能です。
では残りの
「湿度」と「栄養(埃)」はどうでしょうか?
因みにここでは
栄養を埃に置き換えて話を進めます。
室内に常時
「湿度」と「埃」を滞らせない為には
24時間換気システムを
有効に活用したいですね!
一般的に
多い24時間換気システムは
第三種換気です。
第三種換気とは
各居室に設置している
給気口には換気扇を設置せず
排気口のみ換気扇を
設置している方法です。
30坪前後の2階建て住宅の場合は
排気口の換気扇は
各階のトイレに設置する事が多いですね。
で給気口は
各居室の入口戸の対角線上に
設置する事がベストですが
何も考えていない場合は
入口戸の近くに
設置している場合が有ります。
この場合は
トイレの換気扇を廻しても
入口戸の近くの給気口から外気が入り
そのまま
トイレの換気扇から外部に放出されます。
つまり
この居室の給気口よりも
奥の室内の空気は
トイレの
換気扇による空気の移動はしないで
そのまま
室内に滞留したままになります。
この空気に
湿度が多く含んでいれば
壁や天井に湿気が付着します。
その壁や天井に
埃が有れば湿気が付着して
3つの条件が揃ってしまうので
カビが発生してしまいます。
つまり
何気なく設置している
この給気口の位置が
居室にカビを発生させる
要因になり得るので
設置位置には要注意です!
実際には、
3つの条件以外にも
日当たりとかも複雑に絡んでいます。
今日の纏めとして
如何ですか
給気口の設置位置が
カビ発生の原因になり得ると
考える現場監督がいるかな?
まぁ
キチンと入口戸に対して対角に
給気口を設置したとしても
気密性能が低ければ
今度は
この給気口以外のすき間から
外気が入って来るので
換気計画をする場合は
気密性能が重要になります!
もう一つ大きな原因は
外壁体内の結露や雨漏りによる湿気が
室内にカビを発生させる
大きな原因になる場合も有ります。
この事は
いずれブログに記載して行きますね!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
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勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は7.3km 歩数は11,514歩
トータル407日目(休んだ20日間含む)
総距離3,932.7km
総歩数5,177,837歩