2024/11/04
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<屋根断熱の場合は棟換気材設置方法に要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
屋根断熱工法の時の屋根通気のお話です。
下記資料①は
国土交通省の研究機関である
「国土技術政策総合研究所」が纏めた
第XⅢ章 木造住宅外皮の換気・通気計画
ガイドライン(案)に記載していた資料です。
記載内容は
屋根タルキの取合い部分が閉じているか
V字型に開いているかによって
屋根通気が換気出口金物から
排出されるかどうかの説明資料です。
左側の絵で
屋根タルキが閉じている場合は
軒先から入った外気が
棟換気から外部(外)に排出されない事を
説明している内容です。
右側の絵で
屋根タルキがV字型に開いている場合は
何とか棟換気から外気に排出される事を
示している内容です。
しかし
屋根通気層を効率よく機能させるには
棟全体に棟換気材を
設ける事が望ましいとも記載しています。
つまり
下記資料②のポンチ絵の方法です。
屋根通気で重要な事は
全ての屋根通気層に
外気が流れる様にする事です。
屋根タルキが
V字型に開いている場合で
もし棟換気の手前で
何かの理由で塞がれた場合は
通気層内で結露が発生する
最悪な状況になりかねません。
屋根断熱施工の場合は
小屋裏からは屋根通気層内が
確認出来ません。
なのでもし
通気層内の結露が原因で
野地板が腐朽してしまうと
雨漏りの原因になります。
雨漏り事象が発生した場合は
もう完全に
手遅れの状況になりますので
大変大きな補修工事が
必要になってしまいます。
この事を考えた場合は
是非
上記資料②の様に
棟全体に棟換気材を
設置する事をお勧めします。
今日の纏めとして
屋根断熱工法の場合
完成後の住宅診断では
通気層内の状況を
調査する事が出来ません。
なので
安全を確保する為には
上記資料②の施工をお勧めします。
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
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家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
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住宅の設計相談もOKですよ!
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今回は、これで終わります。
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距離は6.4km 歩数は8,775歩
トータル419日目(休んだ22日間含む)
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総歩数5,306,852歩