2024/11/12
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<断熱材の性能をそのまま発揮させる為には!>についてお話をします。
今日のお話は
住宅の断熱材の性能を
そのまま発揮させるには
どうすれば良いかをお話をします。
2025年4月から
省エネ基準の義務化が始まります。
温暖地域の広島市内の場合は
6地域になりますので
UA値0.87以下(断熱等級4)が
義務化になります。
この場合の仕様で多いのは
サッシは
LowーEで遮熱ガラス仕様にして
天井・壁の断熱材は
高性能ではない袋入りの
グラスウール厚さ100㎜
床には
押出しポリスチレンフォーム厚さ40㎜
以上の仕様で
UA値0.87(断熱等級4)は
大体はクリアできます。
実際の建物で
断熱等級4の建物に対して
気密性能までを考えられる
エンドユーザーはいないですね。
このレベルの断熱等級4しか
考えていないエンドユーザーは
より断熱性能が良くなる
断熱等級5とか6の仕様迄は
残念ながら何も勉強していません。
省エネ基準が義務化になって
その基準をクリアしているので
断熱性能が良いと勘違いしています。
その様に思われている方は
それで幸せなのであれば
気密性能が重要な事を話しても
ピンと来ないでしょうね!
ここから
今日の本題に入ります。
断熱等級4ではなくて
注文住宅で
断熱等級5又は6を考えている
エンドユーザー様に対しての
アドバイスになります。
新築分譲住宅でも
フラット35Sの
金利Aプランの仕様の場合は
断熱等級5以上で
UA値0.60以下の建物が増えています。
しかし
幾ら断熱等級を
5とか6に性能をアップさせても
それはあくまでも
机上での計算に過ぎないのです。
実際に
断熱材の性能を発揮させる為には
気密性能を
同時に考えなければなりません。
ある動画で
高気密・高断熱住宅を建てている
工務店の社長が言っていた言葉が
とても印象的だったので紹介します。
「断熱材を生かすも殺すも気密次第!」
いくら
性能の良い断熱材を使用しても
気密性能が低ければ
断熱材の性能が発揮できません。
分かり易く言えば
高断熱住宅でも窓が開いていたら
断熱材の意味が
無くなる事と一緒の事です。
これを言い換えると
断熱材にすき間が有れば
そこから熱が逃げて行きます。
熱を逃がさない為には
住宅全体の気密性能を上げる事が肝心です。
気密性能を
数値化した値が「C値」です。
このC値の目標値は
一般的な高断熱住宅と呼ばれる境が
C値1.0以下になります。
なので
断熱等級5以上の場合は
最低でもC値1.0は切る様にしましょう!
もし
断熱等級6以上にする場合は
C値0.5以下を目標にしましょう!
その為に何をすべきか?
方法は2つ有ります。
1つ目は
室内側に気密シートを張る施工方法。
2つ目は
外壁面材の継手を
気密テープ貼りによる施工方法。
この2つの方法をしない方法で
例えば
袋入り繊維系断熱材を使用する場合は
断熱材の袋の耳を全て
気密テープ貼り処理をする方法で
どんだけの気密性能が可能かは
判断が難しいですね!
袋入り繊維系断熱材を施工した段階で
気密テストでC値1.0で納まったとして
PBを仕上げた段階では
C値1.0よりも低くなる可能性も
無い訳ではないでしょうが・・・・。
まぁ
その建物の形状にもよりますかね?
今日の纏めとして
請負契約書で
気密性能をC値0.5以下と謳っていたら
恐らく
上記の1つ目又は2つ目の方法で
施工すると考えます。
今から請負契約をされる方は
事前にどの様に施工するのかを
よくチェックしておきましょう!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「住宅コンサルティング」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は11.7km 歩数は14,817歩
トータル426日目(休んだ22日間含む)
総距離4,114.6km
総歩数5,417,338歩