2024/11/22
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<住宅診断実地研修の参考資料④として!>についてお話をします。
今日のお話は
11月29日の
布基礎の建物で実施する
床下実施研修の為の
資料作りを兼ねたお話です。
エンドユーザーの方も
住宅診断とは
どんな物なのか?参考にして下さい!
最終回の内容で
5つ目として
床下の調査で
その他に要チェックする箇所について
特に
買取再販業者の物件で
リフォーム工事や
メンテナンス工事を実施して
綺麗に仕上げられた建物の
床下は要注意ですので
クローズアップしてみます!
下記写真①は
基礎を無造作に斫ったままにして
鉄筋補強を何もしていない写真です。
上記写真①の場合は
元々は人通口が無かった所に
リフォーム工事か又は防蟻処理をする為に
構造的に余り問題が無い箇所に
人通口を開けたのでしょうね!
この場合は
鉄筋の防錆処理は必ず必要ですよ!
下記写真②は
増築する為に床下換気口を撤去して
廃材をそのままにしている写真です。
上記写真②の場合は
廃材の撤去は勿論ですが
この時に
注意してチェックしたいのは
床下換気口の外側を増築した事で
その床下換気口から入っていた外気が
入りにくくなっているはずです。
この事が原因で
床下に湿気が溜まり易くなり
床下にカビの発生や構造材の腐朽が
発生する可能性が有りますので
必ず
床下換気の通りを良く調査して
住宅診断報告書に
記載しておきましょう!
買取再販業者の物件で
増築をせずに元々の間取りを
変更している場合が有ります。
構造的に問題が無い範囲での
間取り変更の場合は問題無いのですが
実際に
どの様に変更したのかは
変更後の
間取り図だけでは分かりませんよね!
出来れば
間取り変更前の図面を
入手する事をお勧めします。
参考までに
今迄でビックリしたのは
2階の6帖の部屋を
吹く抜けにした例も有りました。
いくら構造計算をしたからと言っても
元々の建物の構造図面が無いので
恐らく
一部の梁の許容応力度計算しか
していないと考えます。
買取再販業者が
構造計算専門の設計事務所へ
建物全体の構造材を調査して
構造計算をする依頼する事は
費用面から考えて
考えられませんからね!
下記写真③は
間取りの変更で
元々浴室が無かった場所に
1坪のユニットバスを設置した為に
大引き(構造材)をカットして
本来であれば
ユニットバス入り口の下に
大引き(構造材)で補強が必要なのに
補強無しで施工している写真です。
この建物を
住宅診断している時に
何故か
ユニットバスの入口部分の床が
フワフワするのか
分からなかったのですが
床下に入って原因が判明しました。
この様に
床下に入る前の住宅診断で
「?」が有る場合は
床下に入って調査する時に
その部分「?」を
要チェックして下さいね!
今日の纏めとして
4回に渡って
既存住宅(布基礎)の
床下に入っての調査方法を
お話してきました。
参考にしてみて下さいね!
次回からは
既存住宅(ベタ基礎)の
床下に入っての調査方法を
お話してみます。
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「住宅コンサルティング」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は10.0km 歩数は13,087歩
トータル436日目(休んだ22日間含む)
総距離4,208.9km
総歩数5,538,740歩