2016/11/15
最近の不動産業者様は、ホームインスペクション(住宅診断)がある程度どんなものか分かって来ています。ですから、お客様から住宅診断を入れたいので許可を下さいと言われて断る業者様はいません。
しかし、
不動産業者様は初めて住宅診断を許可したのはいいけど心配と不安が頭から離れない状態のようです。
その様な状態の中、住宅診断が終わって、後日お客様から住宅診断報告書を見せてもらった時、不動産業者様はどの様に反応をするでしょうか?
ここで、今後の「住宅診断」に対して敵意を持つか、好意を持つかが、最初の住宅診断報告書を見て決まると言って過言では有りません。報告書を見た瞬間から、ほぼ二つのパターンに分かれます。
住宅診断結果報告書の内容が、大きな手直しなどが無くお客様とすんなりと契約が出来た場合は、自分のお客様になる人に積極的にホームインスペクションを勧めてくれます。
しかし、その後良くない結果が出て契約できなかった場合でも、ホームインスペクションの良さを知った不動産業者様は、契約できなくて良かったと言ってくれます。
一方、沢山の手直しが出たり、大変な瑕疵とか高額になる手直しが有った場合は、手のひらを返すような態度に出てきます(お客様がビックリしたと話してくれました。それまでは凄く感じの良い不動産業者様だったのに・・・)。こちら側の不動産業者様は、今後ホームインスペクションに対して敵意を持って過剰反応をして行きます。
ここで、過剰反応をする不動産業者様にお願いが有ります。
発想の転換をして貰いたいのです。
つまり、今後はホームインスペクションの事が必ず契約時に出てきます。(宅建法改正が決定し、2年後から公布されます。)
であれば、ホームインスペクションを自分の味方に引きずり込んだ方が得策と考えて欲しいのです。住宅診断をされても大丈夫な様に前もって中古住宅にホームインスペクションをしておくとか(瑕疵保険を付けたから大丈夫では有りませんので気を付けて下さい)、自分自身がインスペクションの勉強をして、対抗できる中古住宅の販売をして行って欲しいのです。
最終的な目的は、お客様に、安心安全な中古住宅をお渡しをして喜んで頂く事ですから。