2016/04/05
この記事を書くキッカケは、九州地方において不動産業者とホームインスペクション業者との癒着が発覚しました。つまり、不動産業者の都合の良い報告書を作成した事が、購入予定者に指摘された事から発覚したとの事。誠に残念な出来事です。
ホームインスペクターにとって一番大切な事とは、第三者性を遵守する事です。つまり、建物の現況そのままを報告書に記載する事です。住宅診断の依頼先が「不動産業者」からであろうと「購入予定者」からであろうと同じ報告書の内容を作成する事です。これが私の信念です。
私はよく同業者から、ホームインスペクターは弱い立場である購入者の立場に立って診断すべきだと言われます。これは裏を返せば、建物に因縁を付けて建物の値段を安くさせる事がホームインスペクターの仕事で有ると言っている様に聞き取れる。言語道断である。
建物の現況そのままを報告書に書く事によって、初めて購入者が安心して、納得して家を購入する事が出来るのです。この「揺るぎない第三者性」が有って初めて中古住宅の流通活性化に繋がるのです。
私と同じ考え方でホームインスペクションをしている同業者は、はたして広島でいるのだろうか?もしかしたら私は異端児かも知れない かも・・・・・・|・ω・`)
【テキストテキスト】
この桜の写真が、今の私の心境かな。