2020/09/05
今回は、<中古住宅購入時に住宅ローン減税を考えていますか?>についてお話をします。
チョット長ったるいお題目になりましたが
今から中古住宅を個人間売買で購入する予定が有って
既存住宅瑕疵保険に入る事で、住宅ローン減税を考えている方に
大変、重要(お得)な情報です!
例えば、
床の傾斜が6/1000以上有った場合は
既存住宅個人間売買瑕疵保険に入れませんので
住宅ローン減税が使用できません。
しかし、
各瑕疵保険法人の床の計測方法の違いによって
住宅ローン減税が使用できるか、出来ないかが変わって来ます。
この違いを簡単に説明します。
上の図面の洋室Aの床の傾斜を見て下さい。
左側は、A瑕疵保険法人【A】の床の計測方法を記載しています。
右側は、B瑕疵保険法人【B】の床の計測方法を記載しています。
(この傾斜数値は、例えの数値です。)
【A】の計測方法では、洋室Aの床の傾斜に6/1000以上の数値が出た為
住宅ローン減税は使用できません。
しかし、
【B】の計測方法では、7/1000の数値が出ましたが
その延長線上に2回計測し、その3回の平均数値が5.66/1000になり
6/1000未満になりましたので住宅ローン減税が使用できます。
今回の床の傾斜のみを見た場合は、【B】の瑕疵保険法人に軍配は上がりますが、
逆のパターンも出て来ます。
また、床の傾斜以外では、【A】の瑕疵保険法人に軍配が上がる項目も有りますし、
その逆のパターンも有ります。
つまり、
この【A】と【B】の瑕疵保険法人の検査事業者になっている事がミソなのです!
住宅ローン減税を考えている方に
大変、重要(お得)な情報です!
で始めた今回のお話ですが
何が重要(お得)な情報かと言いますと
広島県で、この二つの瑕疵保険法人に検査事業者として登録している会社は
私共以外に1社しかいません。
この二つの瑕疵保険法人のどちらか一つと、
別の瑕疵保険法人の検査事業者に登録している会社が2社いますが
この検査方法の違いまでは、分かっていないと思われます。
それ以外は、一つの瑕疵保険法人しか検査事業者に登録していませんので
住宅ローン減税をその検査事業者に依頼いても
先に書いた理由でお分かりになると思いますが
既存住宅瑕疵保険加入検査に合格しないパターンが出てくる為
住宅ローン減税が使用出来ない可能性も出て来ますので気を付けて下さい。
つまり、
この二つの瑕疵保険法人の検査事業者に登録している検査事業者に
既存住宅個人間売買瑕疵保険加入検査を依頼すれば
住宅ローン減税を使用できる確率がグーンとアップするという事です。
大変、重要(お得)な情報だと思いませんか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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