2020/09/10
今回は、<不適合事例15 天窓として>についてお話をします。
下の写真は、新築各工程検査の「断熱材充填検査」の時の天窓部分の写真です。
たまたま、天井断熱工事が未施工だったので発見する事が出来ました。
新築住宅の工事途中の場合は、必ずチェックして見て下さいね!
この写真を見て、何が不適合なのだろうか?
と思われるかもしれません。
この工事の時系列で話しますと
建前(上棟)時に屋根の野地板を打付けた後に
天窓の大きさに野地板とタルキを切ったままの状態で
天窓を設置しています。
タルキを切った直角方向に
野地板を支える補強工事が未施工でした。
現場監督に確認をしたら
やはり補強工事はする事を考えていなかったとの事。
この様な工事をするから
天窓からの雨漏り事故がなくならないのです。
この不適合工事の原因は
あきらかに、大工さん任せにしている
又は、現場の納まりの知識が乏しい現場監督が原因ですね。
断熱材充填検査の方も
袋入りグラスウールを中連窓の下に充填しているのですが
断熱材をカットした部分に気密テープを貼ってなかったりと
多くのダメ出しが有りました。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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