2020/09/13
今回は、<危険な生活空間として>についてお話をします。
新築又は中古住宅を購入しようと考えて
建物を見学しに行った時に
よ~く注意してチェックしてみて下さい。
建物を見る時は
生活上の安全性も、少し考える「ゆとり」も必要ですよ!
下記写真の様な
デザイン性を重視した間取りは、安全と思いますか?
上記写真の様な足元に、框の角が有る間取りが有ります。
パッと見は、「素敵」っと若い奥様方は思われるかもしれませんが
チョット現実的に考えてみて下さい。
もし
小さいお子様が何かの拍子で転げた時に
その框の角で顔の何処かをぶつけた事を想像してみて下さい。
ぞ~っとしませんか?
住宅の外では
8月13日のブログにも記載した
玄関ポーチの玄関ドアの戸当たり。
この玄関ドアの戸当たりも
小さいお子様が、家の廻りで追っかけっこ等をしていて
この戸当たりに躓いてひっくり返って
ケガをするかもしれないと想像してみて下さい。
他にも
居間の床に高低差が付けられている間取り。
特に吹抜けの廊下などに設置している隙間の広い手すり。
等など
注意して見れば、この様な危険な生活空間を
平気で「デザイン性を重視した間取りです」って
説明して販売しています。
今回の内容を記載する経緯は
私が住宅診断をしていて
実際に框の角で足を打ったり
戸当たりで躓いたりして
痛い目に遭ったからなのです。
それも
そこに危険な箇所が有ると知っていながら
診断に夢中になっていて遭遇したのです。
つまり
知っていても危ないという事です。
ついでに言えば
先程の「デザイン性を重視した間取り」についてですが
熊本地震から構造的な事で言われ出した
「柱、耐震壁の直下率」の件は
デザイン性を重視する間取りを優先するが為に
今でも
「柱、耐震壁の直下率」を考えていない住宅が多い事にビックリします。
今から注文住宅を考えている人は
この「柱、耐震壁の直下率」を考慮した設計を依頼して下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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