2020/10/09
今回は、<不適合事例29 外壁透湿防水シートとして>についてお話をします。
これから分譲住宅を購入しようと考えて
工事中(外壁下地を施工している)の物件を見に行かれる機会が有った場合は
今回の写真部分を見てチェックしてみて下さい。
最近は
既製品の一体形成品を
各漏水し易い箇所に使用している事が多いので
二枚目の写真の様な不適合事象は見られないかもしれません。
下記二枚目の写真は
新築各工程検査の「外部防水下地検査」にて発見した不適合事象の写真です。
最初に一枚目の写真部分を見て
綺麗に施工しているなっと思っていたら
二枚目の写真を見つけたのです。
何だこりゃ~って感じでした。
” “
一枚目の写真は
既製品のパイプ用一体形成品を使用していて
スッキリした施工でしたが
二枚目の写真は
そもそも、鞍掛シート(黒色部分)の貼る順番が違う。
最初に鞍掛シートを施工して
(勿論、その下の壁の透湿防水シートを張り上げた後に)
三方向に開いた部分を上から鞍掛シートの同材か透湿防水シートで押さえ
その三面交点を防水テープで止水処理をしてから
その上に外壁面一体の透湿防水シートを張る順番です。
ここの場所は
防水処理をする場所として難しい箇所なのだから
ここにも既製品の一体形成品を使用すれば良いと考えますけどね。
この様な基本的な施工が出来ていないのは
仕事を基本から教える熟練の職人がいない事が原因です。
今後は
新築各工程検査をしっかりしないと
二枚目の写真の不適合事象が増えそうですね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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