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不適合事例36 トイレ排水不良として

今回は、<不適合事例36 トイレ排水不良として>についてお話をします。

隣地境界との距離が狭い新築分譲住宅を見に行く時は

特に2階トイレの排水管の位置を確認して下さい。

外部に露出していれば

その排水管の上に通気弁

設置されているかどうかをチェックして下さい。

もし

パイプスペースで部屋内に排水管が通っているプランの時は

通気弁の設置位置を営業担当に確認して頂いて下さい。

今回は

敷地が狭い為に

床下にトイレの排水管を

蛇の様に配管した為に起こった不適合事例のお話です。

 

1階のトイレの排水が流れにくいと言う相談を受けて

現地調査をした時の写真が下記一枚目と二枚目の写真です。

 

【床下トイレ排水配管の写真】

 

【床下トイレ排水配管の写真】

床下に入ってビックリ!

トイレの排水管が延々と配管されているのを見て

何だコレって感じでした。

1階のトイレからの外部に出る迄の排水配管には

掃除口も無いし

通気弁も無い。

これでは、トイレの排水が流れにくいのは当たり前です。

対応策として

床下で使用できる「低位通気弁」を一か所設置する事と

掃除口を2か所設置する事をご提案しました。

 

【床下通気弁の設置例写真】

 

以前のブログで

2階トイレ配管の為の通気弁

天井裏に設置されている写真を載せましたが

新築分譲住宅の住宅診断をしていて

通気弁が設置されていない物件も見受けられます。

特に

購入しようとしている分譲住宅のトイレ排水管が

部屋内のパイプスペース内に配管されている場合は

トイレ排水管の通気弁はどこに設置しているか確認して下さいね!

点検口などから通気弁が点検できなければダメですよ!

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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