2020/11/13
今回は、セルフインスペクションをお休みして
<新築各工程検査として>についてお話をします。
私が設計した注文住宅の
確認検査機関の中間検査を受ける前に
工務店の新しい現場監督さんだったので
事前に構造金物のチェックをしてみました。
新しい監督さんは
全てチェックしていますから問題有りませんと
力強い回答を頂いたのですが
下記写真の羽子板ボルトが設置されていない事が
私の目に留まってしまったのです。
現場監督に指摘したところ
大工からの回答で
座堀をしなければならなかったので
後から設置する予定だったのを忘れていたとの事。
もう、確認検査機関の検査員が来る時間だったので
どうせ指摘を受けるだろうから
検査が終わってから設置する様に指示しました。
しか~し
確認検査機関の検査結果が
「問題無し」としてOKとの事でした。
「嘘だろう!」って思ったのですが
口には出さす検査員を送りました。
Y&Y住宅検査として
「新築各工程検査」をお施主様から依頼が有りますが
今迄は
おすすめコースとして
①外部防水下地検査
②断熱材充填検査
③完成検査
以外の検査は受けない様にしていました。
何故かと言いますと
基礎鉄筋検査は瑕疵保険法人の検査員が検査に入りますし
金物・構造躯体検査も検査機関が中間検査で検査に入りますので
わざわざ高いお金を払って頂いて
二重に検査をしなくても
そんなに心配は有りませんよと言って依頼を受けていませんでした。
しかし
今回の様な事を目の前で見てしまってからは
本当に、今迄のままで大丈夫なのだろうか?
急に不安になって来ましたので
これからは
金物・構造躯体検査は、依頼を受ける事に決めました。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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