2020/11/25
今回は、<不適合事例43 基礎パッキン>についてお話をします。
新築住宅を契約する前に
床下・屋根裏に入っての調査が有る「 住宅診断 」を依頼しましょう!
床下・屋根裏に入って初めて分かる不適合事象が
想像する以上に発見できます。
今回は基礎パッキンの設置規則の不適合です。
新築住宅の住宅診断に於いて
本当に
久しぶりに基礎パッキンロング以外の基礎パッキンを見ました。
基礎パッキンロングは
土台の下面全面に敷くタイプで
基礎パッキン同士の隙間が有りません。
今回の基礎パッキンは
柱などの集中荷重等がかかる土台の下に敷くタイプです。
今回の新築住宅の住宅診断で発見した不適合事例は
下記写真で分かりにくいのですが
柱の下側に基礎パッキンが確認出来ませんでした。
基礎パッキンのメーカーの違いによっては
取付方法が若干違うかもしれませんが
基本的な事は変わらないはずです。
今回の新築住宅の不適合事象は
上記資料の二つの赤丸をしている事が
出来ていなかった事象でした。
左側の赤丸は
柱などの集中荷重がかかる部分の下に
右側の赤丸は
基礎パッキンのピッチは
1m以内にごとに設置する事を示している絵です。
この様な不適合事象は
大工さんの思い違い?と間違いが交差している感じがします。
では
この基礎パッキンの施工チェックは
何時、誰がすべきチェックなのでしょうか?
現場監督が土台敷の時に?
それとも
確認申請の検査機関の検査員が
中間検査の時に?
私の考えは
現場監督が
大工が土台を敷く時に検査をするべきと考えます。
しかし
現場監督は、大工さん任せが多いですから・・・・。
この様に
誰もが好き好んでミスをする事はしないと思いますが
それでも床下に入っての調査(住宅診断)で
不適合事象は発見されます。
床下・屋根裏に入っての調査が
どれだけ重要な調査か分かりましたでしょうか?
もし
この建物を一般の内覧会でチェックした場合は
ほぼ完璧に近い問題無しの結果報告になったでしょうね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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