2020/11/26
今回は、<床下に入っての調査に使用する台車として>についてお話をします。
住宅診断に使用する機材は
全てが精密機械だけでは有りません。
ここで紹介する台車は
手作り住宅診断用機材の第1号で
なかなか年季が入っていますが
手放す事が出来ない道具の一つです。
私が
NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会の
年1回の試験に合格して
2015年2月に認定会員として登録してから
住宅診断の仕事をやり始めました。
最初の頃は
床下が土の中古住宅だったので
そんなに
膝とか肘が痛くなかったのですが
初めて
べた基礎の中古住宅の床下調査をした時
膝と肘が
擦り傷やアザだらけになってしまったのです。
そこで考案したのが
下記写真の台車です。
この台車に腹ばいになり
べた基礎の土間コンクリートの上を
す~い すい っと
床下を滑る様に調査出来る様になり
とても調査が捗る様になったのです。
因みに
私が初めて
名古屋で住宅診断の実地研修を受けた時も
大阪で住宅診断のスタートアップセミナーを受けた時にも
この台車の話は出ませんでした。
もしかしたら
私が台車を使用しだした第一人者かも・・・。
話を戻して
この前の住宅診断の時に
コロがギィーギィーと音が鳴り出したのです。
そう言えば
この台車のメンテナンスを
一度もしていなかった事に気付いたので
事務所に帰って
活性剤をコロに吹いたら
音が鳴らなくなり、ホッとしました。
日曜大工店なんかで
市販の台車を売っていますが
コロの高さが高い為
床下では使用できません。
なので、この手作りの台車を
大事に使用しないといけませんね。
この台車以外にも
手作りの道具を作って使用していますので
追々、紹介します。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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