2020/11/28
今回は、<エコキュートのヒートポンプとして>についてお話をします。
新築分譲住宅の見学会などで
現地に行く事が有ったら
エコキュートのヒートポンプ正面の空きスペースを
下記二枚目の【ヒートポンプ各社の据付寸法】を参考にして
確認して見て下さい。
新築分譲住宅の住宅診断でも
下記配置図面の様な
エコキュートとヒートポンプを設置をしている
現場をよく見ます。
上記一枚目の配置図面で見ると
ヒートポンプの正面がネットフェンスだから
障害物ではないと判断しての図面を作成したのでしょう。
もし
このネットフェンスの塀が
上記、配置図面の様に隣地の所有物で有れば
もし
お隣の人が
ヒートポンプの音が喧しいから
ネットフェンスをコンクリートブロックに変更した場合
どうなるのでしょうか?
配置図面から推測すると
ヒートポンプの正面からネットフェンスの空きスペースが
100㎜も無いでしょう。
コンクリートブロックに変更するのは
お隣さんの持ち分で有れば自由です。
コンクリートブロックにやり替えた場合
上記2枚目の各社の設置寸法が記載された資料を見て下さい。
項目Eの所の数値は
どのメーカーも200㎜から300㎜になっています。
ダイキンの場合は350㎜以上です。
三枚目の資料は
三菱電機のヒートポンプで
風向きガイドを設置すれば多少は緩和されますが
到底100㎜ではダメです。
ヒートポンプの性能を阻害する
障害物が出来た場合の事も考えて
対応策が有れば考えておかないと
大変な事になりますね!
もし
この様な新築分譲住宅を購入する時は
ネットフェンスの塀が
どちらの所有になるのかを
事前によく確認しておいた方が
良いと考えます。
今回は、これで終わります。
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