2020/12/05
今回は、<耐震等級と地震保険として>についてお話をします。
今
注文住宅で家を計画されている方がいると思います。
その時に
建築費の1%くらいの金額で
耐震等級2又は耐震等級3の構造計算が出来ますので
注文住宅を依頼している建築士に相談してみて下さい。
地震保険などの優遇も受けられます。
耐震等級とは何かを簡単に説明しますと
耐震等級1とは
建築基準法に定める基準を満たした建物
耐震等級2とは
建築基準法1の1.25倍の地震力に対して倒壊・崩壊しない建物
耐震等級3とは
建築基準法1の1.50倍の地震力に対して倒壊・崩壊しない建物
ただし
耐震等級1の内
2階建て以下の木造住宅(建売住宅などの一般的な住宅)の場合は
「4号特例」といって下記3つの規定をクリアすれば耐震等級1になります。
①壁量のチェック
②壁量バランスのチェック
③接合方法のチェック
簡単に説明すれば
上記3項目をチェックし、クリアするだけで
構造計算はしていません。
耐震等級2又は3を取得する為に
構造計算を実施しますが
耐震等級3、2になると
プランによっては
間取りの制約が出て来る場合が有り
間取りを優先する場合は
耐震等級のランクを一つ落とすかどうか?
悩ましい事もあります。
しかし
地震に対しての安心感が増えます!
それプラスとして
下記資料を見て下さい。
地震保険料が
耐震等級によって30%とか50%の割引率が有ります。
耐震等級と地震保険の関係を簡単に説明しましたが
建築士として、インスペクターとして
少しでも建物の不具合を無くす方法が有るので有れば
それを実践して欲しいと願っています。
是非
可能で有れば耐震等級2以上の住宅を計画して頂ければと考えます。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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