検査(基準に照らして)適不適や異状・不正の有無などをしらべること。(広辞苑から抜粋)
例として、「所持品を検査する」「血液検査」など。
最後に
調査とは
ある事象の実態や動向の究明を目的として物事を調べること。(ウィキペディアから抜粋)
より狭い範囲では
対象に手を加えずにその有り様を記録すること。
ホームインスペクションとは
住宅に施す検査全般を指すもので
欧米では中古住宅の購入時にインスペクターが住宅の劣化状況や欠陥の有無
改修すべき箇所やその時期などを
メンテナンスや売却の際にアドバイスを行う事です。
建物状況調査とは
「宅建業法において定められた基準に基づいた調査」のことを指し
「既存住宅インスペクション・ガイドライン」が国土交通省により定められ
検査内容・基準や検査員の資格・技術力の有無などを明確にさせ
この指針の検査方法で調査を行う事が基本。
簡単に説明すると
屋根裏・床下調査に入っての調査以外の
住宅の現状を有りのままの劣化事象を記録をするだけのものです。
欠陥・瑕疵の有無または原因を判定しない。← 信じられないですね!
上記の言葉で気になる言葉を考えてみますと
検査とは
検査基準(判定基準)の数値以上なのかどうかを調べる事になり
例えば、床の傾斜が6/1000以上有るかどうか?
調査とは
劣化事象の原因を調べる事になりますね!
と考えると
建物状況調査を考えた場合
劣化事象等の原因を究明しないという事は
調査ではないという事になりますね?
であれば
建物状況調査の名称は
可笑しい?と一瞬思ったのですが
より狭い範囲では
対象に手を加えずにその有り様を記録すること。
になっているので間違いではないのか?(笑)
ホームインスペクションは
劣化状況や欠陥の有無などのアドバイスをする事になっていますが
劣化事象等の原因は究明するようにはなっていませんね。
あくまでも検査の集合体だからでしょうね!
この事から考えて
「ホームインスペクション」は上記の「健康診断」と同じですね。
ここで敢えて
「住宅診断」という言葉を入れなかったのは
Y&Y住宅検査が
「住宅診断」という言葉に拘っているからです。
何故ならば
他のインスペクション(建物状況調査、ホームインスペクション)が
逃げている(避けている)
劣化事象の原因を
目視の範囲で追及する事を
Y&Y住宅検査の「使命」と考えているからです。
上記の言葉で説明すると
ホームインスペクション + 調査 = 住宅診断
という事で
劣化事象の原因を目視の範囲で追及して
依頼主様に報告する事が「住宅診断」と考えているからです。
世間一般の方は
建物状況調査 = ホームインスペクション = 住宅診断
となっていますが
Y&Y住宅検査は
建物状況調査 < ホームインスペクション < 住宅診断
と考えて区別しています。
劣化事象・瑕疵欠陥の原因を追究しないインスペクションって
誰の為のインスペクションなのでしょうかね?
依頼主様が
安心して住宅を購入する為には
劣化事象・瑕疵欠陥の原因を追究しないと
安心・納得して購入出来ませんよね!
そうは思いませんか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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