Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

住宅診断に必要なスキルとして

今回は、<住宅診断に必要なスキルとして>についてお話をします。

何の仕事でも

経験を積み重ねれば

それなりのスキル(技能や能力)が培われます。

しかし

国が普及させている

「既存住宅状況調査技術者」の場合は

建築士で有る事が

第一の条件で

年に何回かの講習を半日受講した後の

簡単な考査(テスト)に受かれば

「既存住宅状況調査技術者」として

仕事を受注する事が出来ます。

これが意味している事は

建築士で有れば

誰でも「既存住宅状況調査」は出来ると考えての事。

実際的な話をすれば

計測機器などを購入して

講習で使用したテキストを見ながら調査をすれば

それなりの調査報告書は出来上がるでしょう。

「既存住宅状況調査 調査報告書」の内容は

劣化事象として

例えば基礎の0.50㎜以上のひび割れが南面に1か所有ったとか

床の何処そこに6/1000以上の傾斜が有ったと

報告書に記入すれば良いだけの内容です。

これを基に作成した

「建物状況調査の結果の概要(重要事項説明用)」

A4用紙1枚に纏められて

中古住宅の重要事項説明時に

買主様に説明されます。

これって

買主様が安心して購入できる報告書なのでしょうか?

これはただ単に

売主又は仲介業者が

契約不適合(瑕疵・欠陥)が有った場合の

法的に逃げる為の仕組みなのです。

(契約後に買主からクレームを言わせない為のもの)

ゆえに

これに対抗する為には

買主自身が自己責任で

「住宅診断」を依頼する事が必要なのです。

Y&Y住宅検査が考える「住宅診断」が必要なのです。

 

何が言いたいかと言いますと

私がいつもブログに書かさせて頂いている

Y&Y住宅検査の「住宅診断」は

上記に書いた「既存住宅状況調査技術者」の

資格が有れば誰でも出来るという簡単なスキルでは出来ません。

例えば

この「既存住宅状況調査技術者」自身が

本気で

ご依頼主様の為に

劣化事象の原因

又は

瑕疵・欠陥の原因を

目視の範囲で調査しようと考えて

調査をした経験の積み重ねが無ければ

Y&Y住宅検査の「住宅診断」の報告書の内容に

近づく事は出来ません。

逆な事を言えば

「既存住宅状況調査」の内容を

何百件実施しても

その建築士のスキルアップにはならないという事です。

しかし

何故なのか?

誰も劣化事象の原因迄の調査を

実施しようとはしないのが不思議ですね。

 

ここから本題に入ります。

Y&Y住宅検査のスキルを占めている中で

上記以外に

Y&Y設計事務所として

新築木造住宅の

建築確認申請業務を実施している事が

大変大きなスキルになっています。

このノウハウを住宅診断の中に取り入れているのは

Y&Y住宅検査だけでしょう!

特に新築住宅の住宅診断の場合は

以前のブログにも書いている通り

新築住宅専用の住宅診断項目を作成しています。

しかし

他のインスペクターで

住宅の設計業務をしていても

それをインスペクションには応用しようとはしません。

その原因は何か?

国が推進する「既存住宅状況調査」は

中古住宅のインスペクションですが

新築住宅には

中古住宅用の「既存住宅状況調査」に代わる

新築住宅用の調査方法を

「新築住宅インスペクション・ガイドライン」の様なものを

国土交通省が策定していないのです。

新築住宅で一般的に実施されている

引渡し時に立ち会って

悪い箇所を見つける「内覧会」

有りますが

これは

インスペクションと言えばインスペクションですが

瑕疵・欠陥を見つけるインスペクションでは有りませんので

依頼をする時は

良く確認をしてから依頼をしないと

お金をドブに捨てる事と同じになりますよ。

という事で

「住宅診断」を依頼する時には

必要なスキルを持っている

インスペクターを

慎重に探して下さいね。

今回は、これで終わります。

 

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊