2021/02/09
今回は、<中古住宅の修繕リフォーム工事に要注意!>についてお話をします。
「修繕」と同じ様な言葉に
「修理」と「修復」が有ります。
「修繕」という言葉で思い出すのは
分譲マンションの10年~15年に一度の
大規模修繕工事です。
これは
建物の安全性、資産価値などを維持していく為に
小まめにメンテナンスを行う為に必要な工事です。
どちらかと言うと
傷んだ箇所を繕い直すという意味が大きいのかな?
見た目を直す!
「修理」という言葉の場合は
クルマの修理とか
時計の修理などが思い浮かびます。
これは
どちらかと言えば
壊れた原因を探して元通りに使用できる様にする事ですね。
機能を直す!
では
「修復」で思い出すのは?
国宝などの
仏像を修復するとか
お寺の本堂を修復するなど
よくテレビなどで見る気がします。
これは「修理」の様に機能まで直すのではなく
どちらかと言うと
「修繕」の様な見た目を直すに近いニュアンスが有ります。
ただ
直し方の完成度が限りなく100%に近いのが「修復」で
「修繕」は
ある程度繕った状態まで戻す場合に使うのかな?
ここから本題に入ります。
中古住宅にリフォーム工事をして再販する
中古住宅の買取再販業者がいます。
この買取再販業者のリフォーム工事は
先程の「修繕」「修理」「修復」のどれに当て嵌まると思いますか?
はい
結論から言って
99%は「修繕」リフォーム工事です。
つまり
見た目を綺麗に直すだけの工事しかしません。
しませんと言うか
予算的な事を考えれば
その様にしないと採算が合わないからです。
もしかしたら
以前のブログにアップしていたかも知れませんが
例えば
床のフロアー貼り工事を
現状の傾斜に傾いている事が分かっていても
その上に新しいフロアーを貼り増しして
見た目を綺麗にしています。
勿論
クロスも貼替え
住宅設備も新しいものに取替え
最後に
外壁も綺麗に塗り替えているから
床の傾斜なんか
全然気が付かないで
契約をしてしまうのです。
で
後から泣き寝入りになってしまうパターンです。
この事を防ぐ手立ては有ります。
それは
「住宅診断」を契約する前に依頼するのです。
仲介業者が紹介するインスペクターの
「建物状況調査」では意味が無いですよ!
必ず
自分自身で
SNSでインスペクターを探して依頼して下さいね。
泣き寝入りしない為には
「住宅診断」は必要です。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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