2021/02/14
今回は、<住宅診断を一緒にしませんか?>についてお話をします。
特に広島市に於いて
「建物状況調査」的なインスペクションを
実際に実施している設計事務所で
リフォーム工事などの
請負工事をしていない会社は
いったい何社有るだろうか?
広島の設計事務所の建築士が登録しているフランチャイズ制度で
本社が東京とか広島以外に有るインスペクション会社は
2社ほど知っていますが
それ以外で実際に活動している設計事務所は
私の所以外は1社しか知りません。
それ以外は
住宅瑕疵保険法人と
住宅瑕疵保険の代理店を手広くしている会社が
ほぼ独占しています。
この会社が実施しているインスペクションは
「建物状況調査」が主流で
Y&Y住宅検査が普及させようとしている
「住宅診断」の様に
劣化事象の原因を
目視の範囲で調査する事はしません。
2年前の
宅建業法改正に伴う
インスペクション業者斡旋の可否が義務化になり
不動産業者(仲介業者)が斡旋する業者は
自ずと
この住宅瑕疵保険法人か
瑕疵保険の代理店になってしまいます。
不動産業者が住宅を販売する為には
住宅瑕疵保険の登録業者にならないと
瑕疵保険が扱えない為
この代理店とは切っても切れない関係です。
これが広島市のインスペクション業界の現状かな?
尚且つ
昨年の民法改正が施行され
それまで以上にインスペクションの
「見逃し」に対する責任が大きくなってしまい
インスペクションを引き受ける事を
躊躇う方向になっています。
これも
住宅瑕疵保険の代理店が
独占的になる原因の一つでしょう!
なので
本気で「住宅診断」をしませんかと誘っても
二の足を踏んでしまうようです・・・・。(´;ω;`)ウッ…
「建物状況調査」という
同じ土俵で戦えば負ける事は確定しています。
と言うか
「建物状況調査」は
最初から売主側主体のインスペクションで
買主様の為のインスペクションでは有りません。
以前のブログにも書いていますが
売主が契約後
買主様からのクレームを逃れる為の制度と
常々
私はこのブログに書いています。
なので
はなから売主側の
「建物状況調査」をする積りは有りません。
だから
買主様の為の
「住宅診断」をしませんか?
って誘うのですが・・・・・。
ここで誤解を受けるといけないので
念の為に書いておきます。
「買主様の為」って書いていますが
買主様の都合の良い報告書を
作成するものでは有りません。
「住宅診断」は
第三者性を遵守しなければならないので
住宅診断の報告書は
現状を有りのままの報告書です。
誰か
Y&Y住宅検査が実施する
「住宅診断」を継承して
買主様を
泣き寝入りをさせない為に
頑張ってくれる建築士の方はいませんか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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