2021/03/25
今回は、<床下の束石崩壊として>についてお話をします。
段々春めいてきましたね!
木蓮が咲いて
雪柳が満開
桜の花もどんどん咲きだしています
新型コロナが無ければ
ホント、春爛漫の気持ち良い気候なのですがね (´;ω;`)ウッ…
という事で
今回のお題目は何にしようか迷っています。
二日連続で
床下の事を書きましたので
今度は
屋根裏の番かな?って考えていたら
やはり今回も床下のお話をします。
下記の写真を見て下さい。
束石の崩壊写真です!
上記写真の様に
束石に大きなひび割れを起こしている箇所が
至る所で確認出来ました。
この様に
束石が崩壊する原因で
良く知られる原因として挙げられるのが
床下の土に含まれる硫酸塩が
溶けて蒸発する時に
束石とか基礎コンクリートの表面に現れる
硫酸塩による「針状結晶」の現象が有名です。
時期的に
湿気が多い時期には
この「針状結晶」は水分に溶けて発見できない事も有るらしい?
「らしい?」というのは
ハッキリとした資料が見当たらないので
報告書には束石の崩壊として説明しています。
上記写真の場合は
7月末で
丁度、梅雨が明けた位だったので
「針状結晶」の現象が確認出来なかったのだろうか?
どちらにしても
束石は
上部の床を支えているだけで
集中荷重がかかる部位では有りませんので
崩壊の原因は
硫酸塩による針状結晶が原因と考える事が
妥当と考えます。
時期的な事は
今後の課題とします。
今回の劣化事象も
やはり
床下に入っての検査をしなければ
発見できない事象です。
つまり
何度でも言いますが
「建物状況調査」的なインスペクションでは
発見できないし
床下に入っての検査の経験が少なければ
原因は何だろうか?迄は考えないでしょうね。
今日のブログは
如何でしたでしょうか?
中古住宅を契約する前には
床下に入っての検査の経験が豊富な
インスペクターに
「住宅診断」を依頼して
安心・納得して購入して下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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