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屋根裏の不適合事例①として

今回は、<屋根裏の不適合事例①として>についてお話をします。

当分の間

屋根裏に関してブログを書いていなかったので

屋根裏の不適合事例のお話をします。

最初に

新築分譲住宅の場合で

よく見るのは

天井断熱材の雑な入れ方です。

それと

外壁の防火認定不備が

たまに見られますが

今日のブログは

その中で

棟換気の開口不良に焦点を当ててみます。

下記写真は

大変珍しい開口の開け方で

棟換気メーカーの施工要領では

おそらく

何処にも書かれていないと思われます。

 

【ドリルで開口を開けている写真】

 

【ドリルで開口を開けている写真】

この住宅の場合は

軒裏換気も設置していましたので

軒裏の換気(吸気)開口面積は

2階床面積の1/900の開口面積が必要です。

棟換気(排気)の方の面積は

2階床面積の1/1600の開口面積が必要です。

2階の床面積が46.37㎡でしたので

463700cm2 × 1/1600 ≒ 289.82cm2

の面積が必要です。

一般的に多いのは2cm幅の長方形で

156cmの長さの開口を開ければ良いのですが

上記写真は

ドリルで穴を開けていました。

直径2cmの穴とした場合

その面積は3.14cm2です

単純計算をすれば

289.82 ÷ 3.14 ≒ 93か所

約93か所の穴が必要という事になります。

写真で見ての通り

93か所は有りませんので

設置不良と考えます。

ドリル穴開けを屋根上から開けていますので

穴がキチンと開いていない箇所も有ります。

何故

丸鋸で2cm幅で開ければ済む事なのに

?????

開口を開ける必要は分かっていても

何か開けれない理由が有ったのでしょうかね?

ホント

珍しい不適合事例ですね!

 

この様に屋根裏に入っての検査を実施しますと

色々と珍しい不適合事例が有ります。

今回の不適合事例の場合は

職人さんが地上へ丸鋸を取りに行くのが

面倒くさかったのでしょうね!

新築分譲住宅の

「住宅診断」で分かる不適合事象は

昨日のブログにも書きましたが

瑕疵保険の免責項目が殆どです。

ゆえに

新築分譲住宅だからこそ

住宅診断は必要ですよ!

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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