2021/05/10
今回は、<自宅のメンテナンスとして>についてお話をします。
今日のお題目は
簡単な様で
実際は、大変面倒な事ではないでしょうか?
新築分譲住宅を購入した場合は
2年間迄の定期点検が有る場合と
何か問題が出た時点で
直してもらう為に
一々業者に連絡しないといけない場合が有ります。
注文住宅の場合は
最低でも
2年間の定期点検は有る思います。
で
ここでは
2年間の定期点検が終了した自宅を
今後
どの様にメンテナンスをして行くか?
と言うお話をしてみます。
因みに
メンテナンスの意味は
維持・保守・点検・手入れ等の意味です。
住宅は
メンテナンスを怠った場合
劣化の進み具合が
大変早くなります。
例えば
人が住んでいない
空き家が有ったとします。
この家の持ち主は
仕事の関係上
遠方に引っ越したまま
何年もほったらかしにしていました。
庭の木々は伸び放題。
台風が来て瓦が割れても
誰も気にする人はいません。
瓦が割れた事で雨漏りが
長年の間に
じわじわと家の中に広がり・・・・。
少し大げさになりましたが
2年間の定期点検が終了した後
定期的に家のメンテナンスをしないと
上記の
例え話迄は行かないとしても
気が付かない箇所で
劣化が進んでいる事を
見逃している可能性が有ります。
お話を少し戻して
2年間の定期点検について
少しお話をします。
一般的に
見える範囲の点検が定期点検とされ
酷い工務店なんかは
ただ単に
御用聞きの様に
何か気になる所が有りませんか?
って聞いて
何も無ければ
それで
定期点検を実施したとしています。
つまり
屋根裏・床下に入っての調査は
勿論有りませんし
床・壁の傾斜計測もしません。
実際的に考えて
定期点検で瑕疵・欠陥が発見される事は
まず無いかな?
もし
瑕疵・欠陥が有った場合は
定期点検の前に気が付く程の
酷い欠陥などでしょう。
なので
家の状態を保つ為には
定期点検後のメンテナンスが
大変重要になって来ます。
では
どの様にメンテナンスをして行けば良いのでしょうか?
2年間の定期点検は
簡単に言えば
家の仕上がり具合の点検で
見た目を補修する事が主でした。
では
自宅のメンテナンスを考えた場合は
10年間の瑕疵保険関係の
構造耐力上主要な部分とか
雨水の浸入を防止する部分とかを
被害が出ない様に
事前にメンテナンスする事です。
ここで問題になるのが
家の点検を
自分で実施するのか?
それとも
専門家に依頼するのか?
専門家に依頼するとした場合
何時依頼すれば良いのか?など
が問題になります。
私の経験上から言えば
家の状態を保つ為には
5年毎のシロアリ防蟻処理の前に
住宅診断を依頼される事が良いと考えます。
また
10年間の瑕疵保険期間が切れる前には
必ず
屋根裏・床下の検査を含む
住宅診断を依頼する事をお勧めします。
長くなりましたので
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
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お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
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