Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

梅雨時にする点検として

今回は、<梅雨時にする点検として>についてお話をします。

広島県も梅雨に入り

雨の天気が続いています。

この様な時

住宅で一番心配な事は雨漏りですね!

 

昨年の

今頃と言うより

梅雨が明けた後に

雨漏りがしているので

屋根を直す前に

一度シッカリと家全体を見て欲しいと言う

住宅診断の依頼が有りました。

今日は

その時のお話をしてみます。

既に

屋根屋さんが見に来られて

小屋裏を応急処置をされていました。

下記一枚目の写真が

ビニールで養生していた写真で

二枚目の写真が

同じ場所の天井断熱材を剥がして見た状態です。

 

【ビニールで雨漏り養生をしている写真】

 

【天井断熱材を剥がした時の写真】

 

【上記写真の場所で捕獲したイエシロアリの写真】

 

上記三枚目の写真は

天井断熱材を剥いだ時に

天井プラスターボードの上で動き回っていた

シロアリです。

捕獲したシロアリを

シロアリ駆除業者に見せたら

イエシロアリという事が分かり

その後

シロアリ駆除をされたそうですが

シロアリの巣までは分からなかったとの事。

イエシロアリの場合は

行動範囲が巣から約100m圏内との事なので

分からなくても仕方が無いのかな?

因みに

イエシロアリの羽蟻が飛ぶ時期は

6月末からだそうです。

イエシロアリの場合は

自ら水を運ぶ能力が有りますので

被害が2階や小屋裏など家全体に及ぶとの事でした。

なので

床下に入っての検査では

シロアリの痕跡は無く

シロアリ業者も同様の回答でしたので納得!

 

話を元に戻して

この雨漏りの大元である屋根野地板の状態が

下記写真です。

雨漏り状況から見て

写真で分かる様に

屋根瓦を固定する釘が

野地板の隙間に打たれていたので

瓦がシッカリと固定されずに

何かの拍子で瓦自体がずれて

長年の雨が

屋根防水シートの経年劣化を進行させ

釘の廻りから雨漏りが始まったと推測できます。

 

【屋根下地の野地板の状況写真】

 

この事から

梅雨の時期に必ず一度は

天井点検口から

小屋裏を懐中電灯で見える範囲だけでも

点検される事をお勧めします。

そうすれば

部屋内の被害が少なくて済むのではないでしょうか。

または

梅雨明けに

住宅診断を依頼して

家全体を検査する事を考えたら如何でしょうか?

今回は、これで終わります。

 

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊