2021/05/31
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<業者任せ・職人任せを止めませんか?>についてお話をします。
注文住宅を検討中の方は
工務店の誰に話をすれば
スムーズに工事が進むかを
必ず事前にチェックしておいて下さいね!
現場が始まると
必ず
一度か二度は、言った言わない等で
ギクシャクする事が有るかも知れません。
この場合は
工務店が
現場監督任せ、業者任せ、職人任せが
原因になっている場合が有ります。
注意する事が必要ですよ!
では本題に入ります。
先日
プレカット図面の梁桁の架け方が
不適合と思われる建築途中の物件を見に行きました。
敷地の形状の関係で間取りが直角ではなく
台形のプランです。
台形の斜め部分に軒を出すプランでしたが
その斜め通りの胴差の上に桁が無い為
屋根タルキが2m近く跳ねだしていて
屋根の野地合板が
危なくて施工が出来ずに止まっている状態でした。
図面と写真が有れば
説明し易いのですが・・・・。(´;ω;`)ウッ…
早い話が
施工が出来ないプレカット図面を
誰が考えた(OKを出した)のだろうか?
という事です。
一般的に考えて
プレカット図面が出来た段階で
工務店とプレカット屋が
最終の打合せをするはずが
複雑な屋根の納まりになるので
工務店が
プレカット屋にお任せしたのでしょうね!
しかし
プレカット屋は
プレカット図面を作成する専門会社です。
何故
その専門の方が
納まらないプレカット図面を作成して
プレカットをさせたのだろうか?
チェック体制はどうなっているのだろうか?
って事も言いたくなりますよね。
工務店も
大変困ると思うけど
工務店の方も
建て方(上棟)をしていて
桁が無い事に気が付いた時点で
何故
桁を発注せずにほったらかしにするのか?
これもまた
首を傾げてしまいますね!
今回の場合は
工務店の方が
プレカット屋に何もかも
お任せしていた事で
悪い結果が表に現れてしまったのでしょう。
前回のブログにも
プレカット屋の事をアップしましたが
プレカット屋の社員の方は
ただ単に
図面を作成するだけのオペレーター専門ではなく
住宅全ての知識を持って
プレカット図面を作成して欲しいと思います。
って言う事は無理な事なのかな?
やはり
工務店の方が
責任を持って人任せにせずに
最終的な図面チェックをするべきでしょうね!
現場監督任せ、業者任せ、職人任せの
3つのお任せを止めませんか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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