2021/06/03
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<他のインスペクターの報告書として>についてお話をします。
先月
他のインスペクターの何人かが
同じ劣化事象を題材にした
報告書を作成する機会が有りました。
私も参加しました。
で
参加された方々の報告書を見て思った事は
報告書の内容は三者三様でした。
報告書の内容として
その劣化事象になる迄の過程を
報告する方はいましたが
その劣化事象の原因を追究する事無しに
または
その劣化事象から判断して
他の劣化事象の可能性などを
報告書に書かれている方はいませんでした。
あるインスペクターは
長々と専門用語で劣化事象の内容を説明をして
強度が足らないので補強する事が必要です。
その補強工事には幾らいくら掛かります。
って書いていましたが
これはまさしく
表面的な補修費用の金額です。
しかし
これを良しとして
親切丁寧に書かれていて安心しました!
って感想文が付いていました。
うぅ~・・・・?って唸るしか無かったです。(笑)
これが
世間一般のエンドユーザーが求めている
インスペクションの報告書なんだろうか?
私の住宅診断の考え方とエライかけ離れている・・・・。(´;ω;`)ウッ…
劣化事象の原因(根本)分からないのに
何故、補修費用が出せるのだろうか?
ここの所が良く分からん?・・・・・。
原因が分からないから
表面的な補修金額は安くて済みますよね。
でも
エンドユーザーは
それなら予算内で納まるから良かったね!
って事で契約をして
何年かしてから
アレ?ってなって
こんな事になるんだったら・・・・・。
後の祭りですね!
私は
この様な泣き寝入りをさせたくは無いから
この様にブログを書き続けています!
いつ迄書き続けられるかな?(笑)
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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