2021/06/04
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<新築と中古の住宅診断の違いとして>についてお話をします。
今日は
中古住宅と新築住宅の
住宅診断の内容の違いについてお話をしてみます。
最初に
何故
中古住宅で住宅診断が必要なのか?
皆さんは
どの様に考えていますか?
Y&Y住宅検査の考え方として
一番重点を置いている検査は
不同沈下の有無です。
大袈裟ですが
中古住宅の住宅診断=不同沈下の有無の検査
と考えています。
その理由は
床及び壁の傾斜の許容範囲は
人それぞれ違いますし
今迄住んでいた住宅の環境も
大きく影響が変わって来ます。
例えば
今迄世帯数の多い賃貸マンションに住んでいれば
そのマンションの床の傾斜は
余程の欠陥が無い限りは6/1000未満です。
もしかしたら3/1000も無いかもしれません。
そこに住んでいた方が
住宅診断を実施しないで
念願の中古住宅を購入して
一戸建てに住みだしたとします。
この方が
床の傾斜を知る機会として
大体二つのパターンが有ります。
その一つが
カーテンの採寸をしに来たカーテン屋さんが
この掃出しサッシの左右の高さが1cm違いますね!
と言った一言から
床の傾斜が気になり出して
あそこも、ここもってなって
住宅診断を依頼するパターンと
もう一つは
身体の異常をきたす場合が有ります。
この場合で多いのは「めまい」です。
どうもこの部屋に入ると「めまい」がする。
って事から住宅診断を依頼するパターンが有ります。
この様に
床の傾斜が起こす不具合は
折角
念願の家を購入したのに・・・・
今は
ただただ
この家から出て
生活をしたいという事しか
頭に浮かばなくなります。
しかし
宅建業法改正になり
売主が実施した
建物状況調査の内容を媒介契約時に確認して
そこに記載していた劣化事象の項目を基に
あちらこちらの建具の不具合とか
ひび割れを直す為の
補修費用を出して直したのに・・・・・。
床の傾斜も
多少有る事も
その時は
そこ迄真剣に考えずに
了承済みで契約したので
もうどこにも言っていく所が無い!
念願のマイホームだったのに・・・・ってならない様に
中古住宅のインスペクションは
不同沈下の有無及び原因の追究が
如何に大切かが
少しは理解してくれたでしょうか?
次に
何故
新築分譲住宅なのに
住宅診断が必要なのかについてお話をしますが
長くなったので簡単に説明します。
新築住宅の場合は
不同沈下と言うよりは
2階の柱の直下率絡みの床の傾斜チェックと
瑕疵保険の設計施工要領と
フラット35の木造工事仕様書及び
建築基準法を遵守しているかどうかの
検査を実施します。
その中でも
やはり
新築住宅も中古住宅とは違う
床の傾斜チェックは外せませんね!
詳しい内容は
また次の機会に回します。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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