2021/06/08
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<何故、1/50の平面図を作成するのか?>についてお話をします。
Y&Y住宅検査の場合
住宅診断の依頼が有った場合は
事前に1/50の平面図を作成します。
今日は
何故、作成するのか?
についてのお話をしてみます。
住宅診断を実施するに当たり
事前に1/50の図面を作成して
下記床・壁傾斜チェック図面の様に
床の計測箇所に点(ポチ)を記載しておきます。
この様に
事前に点(ポチ)を図面に記載しておくメリットは
計測箇所忘れが無くなり
計測位置が
特に床の中央部分は
位置がハッキリしませんが
この様に点(ポチ)を記載すれば
計測位置のズレが最小限にする事が出来ます。
もう一つ
一番肝心な事は
1/50の平面図を作成していれば
現地で
計測間距離を計測する事が省けますので
住宅診断にかかる時間短縮にもなりますし
事務所に帰ってからでも
正確な床の傾斜が計算で算出できます。
しかし
デメリットも有ります。
事前に図面を準備する時間が必要で
案外、面倒なのです。(笑)
おそらく
住宅診断を実施する為だけに
1/50の平面図を作成して
住宅診断をするインスペクターは
いないのではないでしょうか?
Y&Y住宅検査の場合は
新築住宅の住宅診断の検査項目に
柱の直下率のチェックもしますので
この図面の作成は必要なのです!
2階の載りが悪いプランの場合は
耐力壁の直下率も心配なので
筋違いを入れてチェックもします。
何故
柱の直下率をチェックするのかについては
以前のブログにも書いていますが
新築住宅の場合
柱の直下率を見れば
住宅診断を実施する前に
粗方の床の下がっていそうな場所が判断できますので
実際の検査の時には
その場所を重点的に計測する事が出来ます。
どうですか?
新築分譲住宅を契約する前に
住宅診断を実施しませんか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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