2021/06/13
今回は、<軒裏換気材として>についてお話をします。
住宅診断を実施する事で
今迄
カタログだけで判断して
使用していなかった建材を
目の当たりにしてみる事が有ります。
実際に見てみて
なかなか良いじゃないのって思って
実際の住宅設計に於いて
使用して見ようと考える事も有ります。
今日は
そのお話です。
屋根裏に入っての検査で
いつも見る光景の写真が
下記一枚目の写真です。
普通に良く見る屋根裏での光景ですが
今回は
偶々かどうか分かりませんが
外部からの光が意外と明るく感じました。
そう言えばと思い出して
外部に出た時に軒裏を見てみると
軒天材に有孔板が使用されていたのです。
それ迄は
軒裏換気材は
換気金物を使用する事が普通と考えていました。
何故ならば
小屋裏換気の換気計算をする時に
その換気金物の開口面積が
一か所 何cm2か決まっているので
計算で
何箇所設置すれば良いか計算がやり易い事から
いつの間にか
それが当たり前と言う先入観になっていました。
しかし
今回の屋根裏に入っての検査から
事務所に帰って色々と調べてみたら
この軒天有孔板の場合は
開孔率が4.5%~5.4%くらい有る事が分かり
この開孔率から
小屋裏換気の計算が
机上で出来る事が分かったのです。 ☜ 当たり前の事を言うな!(笑)
上記一枚目の写真の様に
外部の光が良く入っている様に見えますので
外部の空気も光と同じ様に入るのかな?って考えたら
今迄使用せずに避けていた考えを改めて
何処かの住宅で使用して見ようと思っています。
今回思った事は
それが当たり前と言う先入観は
時として
人の考え方を停止させるものだという事を
身をもって体験しました。
しかし
今から住宅を購入しようと考えている方は
「住宅診断」を契約する前に実施するものだと言う
先入観を改める必要はありませんよ!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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