2021/06/15
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<既存住宅瑕疵保険適合検査プラス住宅診断>についてお話をします。
今日のお題目の
「既存住宅瑕疵保険適合検査」とは
このブログでは
既存住宅瑕疵保険加入の為の検査としてお話をしているものです。
この「既存住宅瑕疵保険適合検査」の方法は
以前のブログにも説明しましたが
既存住宅瑕疵保険法人の考え方が多少違う為
床・壁の傾斜の計測方法とか
ひび割れに対する取り扱いが違います。
どちらの保険法人が
良いとか悪いとかというものは無いですが
どちらの瑕疵保険法人も
写真を撮る箇所が決まっています。
で
私が
既存住宅瑕疵保険の適合検査を実施する前には
前もって
基礎及び外壁にひび割れが有った場合は
事前に補修をして頂いていますので
床・壁の傾斜計測が主な検査になります。
どちらかの瑕疵保険法人の計測方法に適合すれば
後は
床下・屋根裏の点検口から覗いての検査と
仕上関係の検査を実施します。
ただし
床・壁の傾斜計測でNGが出た場合は
それ以上の検査を実施しても
無駄になりますので
その事を依頼者様に伝えて終了します。
何故ならば
殆どの既存住宅瑕疵保険適合検査の依頼の目的は
住宅ローン控除を使用したい為だけなので
余分に補修費用が掛かるのであれば
既存住宅瑕疵保険に加入する事を諦めます。
つまり
既存住宅瑕疵保険適合検査とは
上記内容の為だけの検査と言っても
良い様な気がします。
ある程度
既存住宅瑕疵保険の保証が目的で有れば
表面的な検査の
「既存住宅瑕疵保険適合検査」に合格して
既存住宅瑕疵保険に加入できたとしても
今から契約をしようと考えている中古住宅の
現況がどうなっているのか?
どこが劣化事象が激しいのか?
その劣化事象の原因は?
その劣化事象の原因は既に止まっているのか?
などを知る為には
住宅診断を依頼して
床下・屋根裏に入っての検査までを実施し
もし劣化事象が有ったとすれば
その劣化事象の原因を
せめて
目視の範囲で追及する事でと言っても
完全な原因迄は分かりませんが
粗方の原因が分かった上で
既存住宅瑕疵保険に加入していれば
心の余裕が出来ると考えます。
つまり
その中古住宅の現況を把握した上で
住宅診断でも分からなかった
何かの突発的な事故が起きた時の為に
既存住宅瑕疵保険に加入される事をお勧めします。
今回のお題目は、如何でしたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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