2021/06/16
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅診断報告書の伝え方として>についてお話をします。
以前、実施した中古住宅住宅診断の
住宅診断報告書の伝え方についての
お話をします。
Y&Y住宅検査の場合
住宅診断報告書を報告する為に
ご依頼主様宅にお伺いして
下記資料の総合判定を含む
劣化事象部分の写真に
その劣化事象の状況を記載した住宅診断報告書と
床・壁の傾斜建物チェック図面などの図面を
お見せして
建物の現況がどうなっているかを説明します。
上記の総合判定の内容は
住宅診断の結果をそのまま記載したもので
床・壁傾斜チェック図面をまじえて説明します。
この様な内容の報告書は
上記物件を含めて
今迄3物件ほど有りましたが
どの中古住宅も契約する前に
住宅診断報告書を説明したにも関わらず
この中古住宅も含めて3物件共契約をされて
リフォーム工事をしていない中古住宅の場合は
リフォーム工事をして住んでいらっしゃいます。
この事から
住宅診断の必要性って何だろうか?
劣化事象の原因と補修する方法などを
この3物件とも説明し
補修金額も相当かかる事も説明しています。
それなのに・・・・・?
その内の1件は
買取り再販業者の中古住宅で
既にリフォーム工事済みでしたが
上記の様な住宅診断の結果でした。
その方に購入する理由を聞いて見たのです。
回答は
別にその家にずっと住むわけでは無いから・・・・。
ただ
購入する中古住宅の現況を知っておきたかっただけだから・・・・。
って言われた事が
ずっと心の奥に引っ掛かったままです。
他の2物件の方は
どちらも
もう既に契約する気満々で
一つは
悪い所は補修すれば良いのでしょ?
って聞くから
劣化事象の原因から直すと
相当な金額になりますよ!って伝えても
知り合いにリフォーム業者がいるから
大丈夫ってな感じで
もう一つの方は
耐震改修をするから心配無い!て言われ
耐震改修で
床・壁の傾斜が直る訳では有りませんよ!
って伝えたのですが・・・・。
それ以上言う事は
第三者性から外れてしまうので
引き下がるしかないです。
他のインスペクターは
劣化事象の原因まで追究していないから
ここ迄
気をもむ事は無いのだろうな・・・・。
今現在では
住宅診断報告書を説明する時には
必ず赤鉛筆を携帯し
1階の床・壁の傾斜方向はこちら側に
2階の床・壁の傾斜方向はこちら側に
とハッキリと分かる様に
また
6/1000の傾斜がどれぐらいの傾斜なのかを
具体的にスケールで見せる様にしています。
で
ご依頼主様の反応はどうか?
以前とあまり変わらないかな?(´;ω;`)ウッ…
今回の纏めとして
住宅診断報告書の書き方
及び説明の仕方によって
ご依頼主様が受け取り方(感じ方)が
変わって来ると考えますが
それがどれだけ
契約する気満々のご依頼主様の
中古住宅を契約する為の判断材料になっているのかは
ハッキリ言って分かりません!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊