2021/06/21
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<外壁サイディング通気金具工法の補足として>についてお話をします。
外壁サイディングで
通気金具工法と通気経路確保部材を
妻側外壁にセットで使用した場合は
外壁通気排気金物は設置しなくてもOKと
以前のブログで伝えましたが
一つ説明不足に気が付きましたので
補足説明をしておきます。
上記一枚目の資料は
出隅部分の納まりを書いている資料です。
別に
見ての通りですが
X方向の壁面からY方向の壁面には
ハット型ジョイナーが有りますので
通気は流れない事は以前説明した通りです。
で
説明不足と感じた事は
上記三枚目のハット型ジョイナーの資料を見て下さい
①のKMEWサイディングの長さは3,030㎜(910モジュールであれば2,730㎜)です。
何を説明したいかと言いますと
外壁妻側面の外壁長さが3,640㎜(910モジュール)以上場合は
外壁サイディングの継手が来ますので
ハット型ジョイナーが1本以上は設置する事になります。
つまり
ハット型ジョイナーを跨いで通気は流れませんので
このハット型ジョイナーを挟んだ左右の壁には
それぞれ別々に
通気経路確保部材設置しないといけません。
よく考えたら
X方向の壁面からY方向の壁面に
通気が流れると勘違いしている方がいますので
今回の説明を
念の為にしておきます。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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