2021/06/29
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<近隣の現況を良く確認しましょう!>についてお話をします。
中古住宅を見に行った時には
建物の中だけを見るのではなく
隣地との境(隣地境界線)の状況を良く確認して見て下さい。
今回紹介する不適合事例は
隣地境界線に積まれたコンクリートブロック塀の
不適合事例の写真です。
下記2枚の写真を良く見て覚えておいて下さいね!
もし
この様に
コンクリートブロック塀の目地が割れている場合は
中古住宅の建物の基礎及び外壁にも
ひび割れが有るか無いかを確認してみて下さい。
上記写真は
無筋だったので
この様にハッキリと割れているのが分かりますが
鉄筋が入っている場合は
目地にひびが入る程度かも知れませんが
良く確認して見て下さいね!
買取再販中古住宅の時は
外壁等を塗り替えている事が多いので
特に
外壁の場合は
補修部分が分かり難いかもしれませんが
基礎の場合は
下記写真の様に補修していても
案外分かり易いと思いますので
よく注意して見て下さい。
今回の中古住宅は
築27年でしたが
最初の2枚の写真の様に
コンクリートブロック塀にひび割れていて
基礎にもひび割れが確認出来たので
床の傾斜測定を実施する前から
すでに
床の傾斜は間違いなく有ると思っていましたが
やはり
10/1000以上の傾斜が確認されました。
この事から考えて
もし
この様なコンクリートブロック塀にひび割れが
ハッキリと分かる場合でも
その中古住宅の場所が良いので
購入を考えている場合は
住宅診断を依頼して
不同沈下の程度及び原因を確認して下さい。
原因が分かれば
必ず不同沈下を根本から補修する方法で
購入予算を考えて下さいね!
泣き寝入りをしたくなければ
床の表面だけの補修で良いと
安易な妥協をしない様に!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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