2021/07/02
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<既存住宅売買瑕疵保険をどんどん付けましょう!>についてお話をします。
住宅ローン控除(減税)が使用できない
木造住宅であれば
築20年を超える中古住宅に
既存住宅売買瑕疵保険適合検査を実施して
どんどん
既存住宅売買瑕疵保険付き中古住宅にしませんか?
仲介業者さんも
お金にならないし
面倒で時間もかかり
手間だけ増える事は
したくないと考えるのではなく
住宅ローン控除(減税)が使える様になるからと
購入を迷っている方の背中を押す事も出来ると
考えませんか?
下記図面は
某プレハブメーカーの2階間取り図です。
この図面を見て
既存住宅瑕疵保険適合検査を実施されている
ホームインスペクター(建築士)の方は
直ぐにピンと来るでしょうね!
来ないかな?(笑)
で
この床の傾斜を見て
ウソだろうって
2度見する人がいるかもしれませんね!
今までの既存住宅売買瑕疵保険の適合検査を実施した
プレハブメーカーで
これ程良かったのは初めてです!
普通は
3回計測しての平均値で何とかOKになるのですが・・・・。
この瑕疵保険法人の床の傾斜方法は
部屋の中央で60cmのデジタル水平器で計測するのですが
この計測方法は
案外6帖の部屋の場合の短辺方向は
1回の計測ではアウトになり易いのです。
その場合は
その延長線上で後2回計測して
3回の計測した平均値が6/1000未満で有れば合格になります。
しかし
これもアウトになる事が有るので
その時は
もう一つの瑕疵保険法人の床傾斜計測の方法に切り替えます。
こちらの計測方法は
部屋の中央部分の高さを計測しないので ☜ これがミソと分かる人はいるかな?
6/1000未満になり易いですが
計測方法が
全てレーザーレベルで計測をしなければなりません。
4/1000以上の傾斜が1か所でも有れば
廊下など全ての部屋を計測しないといけないので
時間がとてもかかるのが難点です。
外壁や基礎に
ヘアークラック以上が有る場合は
こちらの瑕疵保険法人の検査方法を最初から採用します。
どちらの瑕疵保険法人も一長一短が有り
その二つを使い分ける事で
依頼者様の要望にお応えしています!
因みに
今回の建物には
外壁の既成目地の外れは無く
基礎に
ひび割れが1か所も見当たらなかったのです。
補修の跡も無いのです。
築30年を超えているにもかかわらず!
壁の傾斜は4/1000が確認していますが
2mの計測補助器具を使用して
精密に計測した場合は
他と同じ2/1000以下になっていたと思われます。
6/1000以上の傾斜で無かったので
そのまま4/1000で
既存住宅瑕疵保険の申請をしましたが
在来工法も含めて
この様な床の傾斜は初めてでしたので
ブログにアップしました。
最後に
仲介業者の方も
買主側が得になる
住宅ローン控除(減税)が使用できるので
どんどん
既存住宅売買瑕疵保険の適合検査を依頼して下さいね!
依頼先は
2つ以上の瑕疵保険法人に検査事業者登録をしている
設計事務所でないと
適合検査に合格する可能性は半分になりますので
よく確認して依頼して下さいね!
今回は、これで終わります!
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊