2021/07/18
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<Low-E複層ガラスの種類と使い分け>についてお話をします。
今から
住宅を購入又は注文住宅を考えている方へ
最初に
新築分譲住宅の購入を考えている方は
サッシに使用されているガラスの種類を確認して下さい。
最近は
ほぼLow-E複層ガラスを採用していると思いますが
たまに
ただ単に複層ガラスを採用している場合が有ります。
最低限
Low-Eガラスを採用している住宅を購入して下さいね!
目に見えない光熱費として
お財布に跳ね返って来ますよ!
次に
注文住宅を考えている方は
Low-E複層ガラスにも色々な種類が有ります。
どのランクのサッシを採用するかで
これもまた
目に見えない光熱費として
お財布に跳ね返って来ますので
設計担当者と良く打合せをして
断熱材のランクも考えて
バランスの取れた住宅を計画して下さい!
下記資料は
サッシメーカーYKK APのカタログより
Low-E複層ガラスの基本的な説明の為の資料です。
上記資料は
Low-E複層ガラスの種類で
断熱タイプと遮熱タイプの説明をしている資料です。
断熱タイプは
外からの日差し(温度)を程よく取り入れます。
遮熱タイプは
外からの日差し(温度)をカットします。
上記資料は
どの方位の窓にどのタイプを使用すれば良いかを
説明しています。
何年か前までは
Low-E複層ガラスは
方位に関係無しで遮熱タイプを採用していました。
今は
高気密・高断熱の高性能な住宅を考える様になり
より効果が上がる方法を考える様になりました。
今の基本的な考え方として
南向きのサッシには
断熱タイプのLow-E複層ガラス
東西北向きのサッシには
遮熱タイプのLow-E複層ガラスを採用。
しかし
住宅が丁度、東西南北にキチンと建てる事は
敷地の関係から大変難しいですね!
また
その住宅に住む方の生活様式によっても
断熱タイプと遮熱タイプの採用の仕方が変わって来ます。
例えば冬の時期に
昼間、家にいない方の場合は
南側のガラスを断熱タイプのガラスを採用するよりは
夜、暖房を使用する事がメインになりますので
外の温度に影響されにくい
遮熱ガラスを採用した方が効率的と考えられます。
なので
以前のブログにも書いていますが
等時間日影図を作成して
その住宅の日射傾向を検討する事を
これからの住宅を設計するには
必須項目にしなくてはなりませんね!
Low-E複層ガラスの性能には
色んな種類が有りますので
予算に合わせて
断熱材の性能も考えて
バランス良く省エネ設計をして下さいね!
今日のブログは参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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