2021/07/20
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅購入には等時間日影図作成が必須事項!>についてお話をします。
前回に続いて
等時間日影図の事を書いてみます!
これから
新築分譲住宅を購入しようと考えている方
または
売建て分譲住宅を購入しようとしている方
最後に
注文住宅用地を探している方は
必見ですよ!
下記図面は
南側にLDKが有り
西側に
採光を採る為の掃出しサッシが有る
南北に狭い敷地に建つ分譲住宅を
勉強の為に
等時間日影図を作成して見ました。
等時間日影図を作成して見てビックリ!
紫の線が夏至の5時間から2時間の間
日影が出来るラインです。
この時期は
北側の建物には
2時間以上の日影がかかる箇所は見当たりません。
青の線が春秋分の5時間から2時間の間
日影が出来るラインです。
何と
この時期には
北側の建物の
LDKの部屋全体に
2時間以上の日影が出来る事が分かりました。
そして
黒の線が冬至の5時間から2時間の間
日影が出来るラインです。
この時期には
北側の建物の
LDKの部屋全体に
9時から15時の6時間の内
5時間が日影になるという事が図面上で立証されました。
ホンマかいのぅ?って
唸ってしまいました!
まだまだ
等時間日影図のソフトの操作の仕方が
正しくないのかもしれないと
思いたいです!
もし
これが間違っていないとすれば
新築分譲住宅を購入又は
注文用地を購入しようと考えている敷地が
この様な敷地関係で有れば
契約する前に
住宅診断を依頼して
等時間日影図を作成も一緒に依頼して下さい!
ただし
勘違いしないで欲しいのは
全く
日が入らないと言う事では有りません。
等時間日影図は
日影のトータル時間ですので
日影図を作成すると
何時から何時までは
日が入るかを確認する事が出来ます。
余程の事でない限り
全く入らないという事は無いと考えます。
なので
既に完成した
分譲住宅を購入する時期は
冬至の時期を挟んで3か月の間と言うより
1か月の間の方が良いかな?
実際に
部屋内に入射する日当たりを確認するのも
一つの方法ですが
見に行った時間によっても
日当たりが変わりますので
8時から16時の8時間を
確認すれば間違いないですね!
分譲用地で有れば
販売元が隣地の設計図面を持っていますので
販売元に
等時間日影図の作成を依頼しても・・・・って言っても
無理かな?
その時は
この等時間日影図の作成が出来る
インスペクターか設計事務所に依頼する事が
契約後に
後悔しない為の方法ですよ!
今の時期は
図面を見ての通り
現地を見に行っても
日影はかかりませんから要注意ですよ!
今日のブログは参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊