2021/07/28
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅のプランは構造区画を考えて!>についてお話をします。
今日
久しぶりの
工務店からの依頼で
確認申請代行業務の仕事を頂きました。
そのプランは
週末に最終打合せをするとの事だったので
柱の直下率とか
梁の架け具合をチェックしていたら
気になる箇所が有ったので
担当者へ電話をしてみました。
構造区画の件は
以前
お話をさせて頂いていたのですが
一か所ほど提案をさせて頂きました。
しかし
その件は既に気が付いていたらしく
間取りを修正した図面で
最終の打合せをするとの事。
流石だね!って感心しました。
それなら
一つ提案して見ようと思って
通し柱と胴差の接合部分は
構造的に弱くなるので
金物工法で接合した方が良いとお話をしたら
何と
通し柱と胴差(梁)の接合部は
最近
金物工法に変更したとの事でした。
うぅ~・・・・。
これまた感心してしまいました。
担当者がシッカリしている工務店
方向性がシッカリしている工務店は
私も
安心して仕事を受ける事が出来ますね!
では何故
金物による接合を勧めようとしたのか?
特に通し柱の場合は
断面欠損が大きいので
断面性能の半分以下に落ちてしまうデメリットが有ります。
耐震性能の事を考えた場合は
通し柱の所だけでも
金物工法を勧めて行きたいと考えています。
と言っても
金物工法は
各社がアレンジしていて
HSS金物工法とかSE構法とか色々有りますが
この工法を勧めるには
例えば
部分的に使用できるのかどうかなど
もう少し詳しく調べてからにします。 ☜ 一つ課題が見つかりました!
以前
この工務店のモデルハウスを
確認申請業務で
外皮詳細計算もさせて頂いたのですが
なんと既に
UA値(外皮平均熱貫流率)が4.3(W/㎡K)
を出していました。
今
Y&Yモデルプランで
G2のUA値を4.6(W/㎡K)を
目指しているのですが・・・・・。
まだまだ駆け出しですね!(´;ω;`)ウッ…
で
お節介かもしれないですが
今後は
構造計算をして耐震等級3にしませんか?って
提案してみようと考えています。(笑)
注文住宅で有れば
予算的な事も
キチンと説明すれば良いと思います。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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