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費用対効果抜群の床下の湿気対策として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<費用対効果抜群の床下の湿気対策として>についてお話をします。

購入しようとした中古住宅の

床下が湿気ていた場合

仲介業者の提案で

床下換気扇を設置する話を聞く事が有りますが

契約する前に

このブログを読んでみて下さい!

床下換気扇を設置するよりも

防湿ポリエチレンフィルムを敷いて

その上に真砂を敷いた方が

換気扇のメンテナンスとか

電気代とかを気にしなくても良いし

工事費も安く済みますよ!

費用対効果は

抜群ですよ!

 

という事で本題に入ります。

先日

築33年の軽量鉄骨の住宅で

既存住宅瑕疵保険検査も含めた

住宅診断を実施したのです。

この住宅の床下に入っての検査で

35年位の昔

住宅の床下に

防湿ポリエチレンフィルムを敷いた上に

真砂を敷く工事を

何故か

その現場の現場監督がする事になっていて

束石廻りが

なかなか綺麗にフィルムを敷く事が出来ず

とても嫌な仕事だった事を思い出したのです。

 

【床下の状態良好】

 

 

【床下の状態良好】

 

 

しかし

その工事をする事が嫌だった

防湿ポリエチレンフィルムを敷いた住宅を

何かの縁かどうか分かりませんが

住宅診断をさせて頂き

改めて

この

たった防湿ポリエチレンフィルムと真砂を敷いていただけで

土台や大引き、根太などが湿気ていない現状を見て

リフォーム工事に応用すれば

安価で

湿気対策が出来るのではないかと考えたのです。

どうですか?

 

上記の写真を良く見ますと

基礎の立上り部分とか

束石廻りに

ビニールシートの様なものが見えると思います。

今迄の経験上

築30年以上の住宅の床下は

湿気が多く

カビの臭いとか

硫酸塩による針状結晶で覆われて

束石が割れていたりとか

床束の途中まで湿気の跡が有ったりとかが多い中

この

防湿ポリエチレンフィルムが敷いている

床下は

ホントサラサラの砂の上を匍匐前進して

床下の検査をするので

普通であれば

ドロドロになるところですが

検査の後に家の外に出て

砂を簡単に掃っただけで

着替える必要が無いくらいです。

何が言いたいかと言いますと

訪問販売などで

床下換気扇の取付工事をするのではなく

また

リフォーム工事でも

床下の湿気対策には

この防湿ポリエチレンフィルムを敷いて

真砂を敷く事をお勧めします。

今日のブログは、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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