2021/08/04
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<ヒートポンプ正面の隔離距離として>についてお話をします。
今日のブログを読むと
「住宅診断」は
やはり必要性だね!と
少しは思われるかな?
最後まで読んでみて下さいね!
以前のブログで
ヒートポンプの正面部分の
隔離距離のお話をしました。
で
住宅診断時の写真が
下記一枚目の写真です。
分かり難いので説明しますと
ヒートポンプの正面と隣接するCBブロックとの距離が
80㎜しかない事を示した写真です。
これは
見た瞬間に不適合と判断しました。
帰ってから色々と調べてみたら
下記資料が有りました。
この場合は
全面のCB高さが1200㎜無かったので
この基準で行くと
350㎜以上の距離が必要で有る事が分かりました。
この事を
住宅診断の依頼主様に報告し
売主が実施した
補修というか手直し後の写真が
下記写真です。
取り敢えずは
ヒートポンプを台に載せた方法ですが
全面がネットフェンスだったので
機械的にはクリアはしました。 ☜ 不満は有りますが・・・・。
このヒートポンプの設置場所に関しては
工務店の方は苦労されています。
そもそも
エコキュートとヒートポンプの
設置場所を考えて
分譲住宅のプランを考えていないのが
大変多いと思います。
設計者は
隣地境界線から壁芯までの
最低限の距離が600㎜という寸法は
図面上では簡単に書いてしまいます。
図面上で
750㎜あれば
何処のメーカーのヒートポンプでも
何とか設置隔離距離はクリアするのかな?
なので
750㎜を基準にして欲しいですね!
今日の纏めとして
今回の場合は
住宅診断を実施したから
引っ越しまでに
事前に手直しが出来たから良かったのですが
もし
住宅診断をしていなかったら
ある日突然
湯が出なくなって
調査して見たら
ヒートポンプの故障と分かり
湯が出ない生活を何日か
しなければならなかったと考えます。
皆さんは、どう思われますか?
住宅診断を実施すれば
この様なトラブルも事前に回避出来ます。
もし
住宅診断を実施しないで
新築分譲住宅を
契約しようと考えているのでしたら
今少し
良く考えてみて下さいね!
今日のお話は、少しは役に立ちましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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