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住宅診断 広島 瑕疵事象013「基礎クラック」

No.017
<<中古住宅ホームインスペクションの瑕疵事象として>>

◆事 象
基礎クラックの外部から見たモルタル仕上げのクラックと

同じ部分の床下内部から見たクラック幅の違いが有ります。

【外部から計測】
住宅診断 広島 瑕疵事象013「基礎クラック」
【床下内部から計測】
住宅診断 広島 瑕疵事象013「基礎クラック」

◆結 果

今回の中古住宅の場合

ひび割れの計測した結果

外から計測したモルタル部分のクラックの幅より

床下内部から計測したクラックの幅が

平均して0.2mm以上広い事が分かりました。


例えば

外で測定した限りなく0.3mmに近い0.3mm未満のクラックは

原則として「補修不要」に相当しますが

0.5mm以上のクラックは「著しいひび割れ」に相当します。

つまり

0.3mm+0.2mm=0.5mm以上になり「著しいひび割れ」相当になってしまいます。

床下に入っての検査が無い

既存住宅瑕疵保険の加入検査は

床下に入っての検査が有りませんので

実際は

0.5㎜以上のクラックが入っていても

既存住宅瑕疵保険に加入している場合が

十分考えられます。

ゆえに

既存住宅瑕疵保険に加入した建物でも

安心では無いという事になります。