2021/08/06
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<プラン売りだからこの値段には引っ掛からない様に!>についてお話をします。
注文住宅を検討している方は
工務店選びを慎重にして下さいね!
でないと
今日のお話の様になってしまいますよ!
注文住宅を建てて
引き渡し後に
本格的に色々と
工務店と揉める依頼者様がいらっしゃいます。
今回の場合は
お話を聞いて見ると
工事着工当初から
些細な食い違いが出て来て
工事が完成した時は
完全に工務店を信用できなくなったと言います。
それでも
引っ越しの期日が迫って来たので
決済をしたそうです。
その様な事情が有るお宅を
住宅診断をさせて頂いた時のお話です!
朝9時から
住宅診断をスタートしようと挨拶をしたら
何と
1時間以上
延々と愚痴と言うか
工務店の社長の人間性がどうのこうのって言う
お話を聞いてしまいました。
実際
この愚痴などを聞いた後は
住宅診断に集中する迄
少し時間が掛かりました。
ご依頼者様が言っていた箇所が
下記一枚目の写真です。
上記写真の場合
ウッドデッキの
アルミテラスの屋根の雨水排水と
建物本体の屋根の雨水排水の
両方の排水管を地中で接続しています。
この場合は
雨水枡を設置すべきと考えられますが
コスト的な事で設置しなかったのだろうか?
ここで
ご依頼者様の言い分は
アルミ屋根に降った雨水が
軒樋をオーバーフローして
直接地面に雨水が落ちるというお話で
工務店の社長は
雨の量が多いから仕方が無いと
いかにも自然災害が
原因と言う説明だったそうです。
少し信じられない内容ですね!
この件は
雨水枡を設置すれば
この事は解消すると考えられますので
そのお話をしました。
それよりも
上記の話と直接関係無いのですが
排水管の埋設深さが写真を見て分かる様に
凄く浅い気がしました。
工事を始める前に
最終桝の管底高さを確認していなかった?事が
この様な配管の仕方になったと考えられます。
私的には
こちらの方が
何故?って感じでした。
工務店の調査ミスと考えますが
工務店の住宅の販売の仕方が
プラン売りに近かった為に
地上げをした場合
工事予算が上がるので
見切り発車をしたのかな?と考えられます。
それとも実際は
工事を着工する前に
ご依頼主様にお話しているのではないかな?とも考えます。
両者の意見を聞いていないので
本当の事は分かりませんが
しかし
工務店の無責任工事かな?
その他の
クレーム内容は一般的な事で
住宅診断で見つけた
下記写真の
屋根裏の外壁防火構造違反の方が・・・・。
結局
両者の話し合いが
その後どの様になったのか?
お話は聞いていません。
今日の纏めとして
工務店のチラシなどで
プラン売りだから
今だったら
この値段で建てれます的な
勧誘には引っ掛からない様に!
という事で
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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