2021/08/19
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<中古分譲マンションを購入する時の注意点として>についてお話をします。
今日のお話は
中古分譲マンションを契約する前の注意点と
既存住宅瑕疵保険って必要?って言う様な内容です!
中古マンションを見に行く時は
目的をハッキリさせてから見学に行きましょう!
目的とは
リフォーム工事をするのかしないのか?
するのであれば
何をどの様にするのかを決める事が重要です。
ただし
最初に見に行く時は
何処をリフォーム工事をする必要が有るのかを
重点的に見て
次に行く時には
例えば
住宅設備に係るリフォーム工事を考えたのであれば
住宅設備廻りの給排水管が
移動出来るかどうかも確認する事が
大変重要になります。
何故ならば
マンション自体の給排水配管が
自由に移動できない場合とか
共用部分と専用部分の境が絡んで来ますので
自分で考えた様にリフォーム工事が
出来ない場合が出て来ます。
リフォーム業者とよく相談・確認する事が
重要になります。
契約後に後悔しない様に
ここの所をシッカリと押さえて下さいね!
その他は
確認して欲しいと言うより
次の所を見る事も
少しは参考になるのかな?
以前
契約前の中古分譲マンションの
既存住宅瑕疵保険適合検査を実施したのですが
え~って思って撮った写真が
下記一枚目の写真です。
と言うより
提出する写真の箇所を撮ろうとしたら
気が付いたのが正直な話です!(笑)
今迄の
私の感覚として
上記一枚目の写真の様に
バルコニーに出る掃出しサッシの下側に
立上り部分が無いと言うのは
不自然で違和感の有る感覚です。
木造住宅であれば
速攻で
不適合項目にあげる施工事例になります。
瑕疵保険の設計施工基準では
サッシ下とバルコニー床までの寸法が
120㎜以上と規定されています。
が
この様なマンションの場合は
木造住宅の様な規定は無いのでしょうね!
それでも
サッシ下とバルコニー床の間に
シール打ちだけとは・・・・?
もし
このシールが劣化して
切れたり破断していた場合
そこから
何らかの拍子(台風など)で
雨水等が下階に入り込む(漏水の)可能性は
0%では無いと考えます。
戸数が多い分譲マンションだから
施工ミスではないと考えますが・・・・
やはり
上記二枚目の写真の様な
立上りが有った方が
気持ち的に安心しますね!
話が少しそれますが
中古マンションで
既存住宅瑕疵保険適合検査をする目的は
ただ一つ
住宅ローン控除(減税)を
受ける為だけと考えているのは
私だけなのでしょうかね?
まぁ
今回の場合は
サッシ下の納まりが
何とも言えない
気持ち悪い納まりで
漏水の可能性が考えられますから
瑕疵保険は
やはり必要ですね! ☜ キッパリと言いました!(笑)
今日の内容は、少し纏まりが無かったですね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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