2021/08/18
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<耐震等級3に挑戦!①として>についてお話をします。
注文住宅を検討している方
または
売建て分譲住宅を検討している方は
許容応力度構造計算で
耐震等級3の住宅を建てましょう!
コストアップは
坪計算で1万円から2万円で納まると言われていますので
是非
工務店へ依頼して
熊本地震規模が来ても
住み続けられる家を建てませんか?
取り敢えずは
Y&Yモデルプランで
許容応力度ではない性能表示での
耐震等級3にチャレンジしてみました。
下記の
最初のプラン図は
7月26日のブログで
で始めた「Y&Yモデルプラン」を
UA値0.46に挑戦するよりも先に
性能表示の耐震等級3に挑戦してみました!
上記の
耐力壁を入れているプランは
耐力壁を入れる為に
最初のプランと柱の位置が2ヶ所くらい違っていますが
間取り自体は変わっていません。
今日の本題に入ります。
耐震等級1の壁量を基準にして
(1階必要壁量が19.22 2階必要壁量が9.94)
性能表示の耐震等級3の場合は
耐震等級1の1.5倍の壁量になるのですが
計算ソフトの壁量は下記の様に
1.5倍よりは少し多い目になっています。
(1階必要壁量が32.10 2階必要壁量が17.60)
耐力壁を入れた結果
上記の数値はクリアして
耐震等級1の2倍以上の壁量にしています。
1階必要壁量X・Y方向が40.04
2階必要壁量X方向が21.84 Y方向が23.66
になっています。
性能表示で必要な計算で
床倍率も耐震等級3をクリアさせました。
で
柱の直下率は
2階の柱の本数が57本の内
1階にも柱が有るのは42本
つまり
73.6%の直下率です。
目標値の60%を超えています。
また
耐力壁の直下率は
2階の耐力壁は25か所の全ての下に
1階の耐力壁が設置している為
100%の耐力壁の直下率になっています。
目標値50%を超えています。
この直下率は
1、2階の壁の通りを
如何に合わせてプランを考える事と
2階の床が下がらない様にする為に
最低でも2間梁の時には
両端を柱で支えるを基本にする事が
一番重要になって来ますね!
で
もし実際に
長期優良住宅などで計算するのであれば
梁の梁背の計算(又はスパン表で)と
基礎伏せなどの構造図などが必要?になりますが
取り敢えずは
良い結果が出たので良しとします。
今の段階では(検査機関で許可を取っていないので)
耐震等級3相当
耐風等級2相当です。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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