2021/08/20
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<外壁通気構法完結を省略できると言っても>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を検討していて
色々と物件を見に行ったりしている方へ
今まで
外壁通気の件で
何回もブログにアップしていますが
結局のところ
外壁通気構法をキチンと完結している
ハウスメーカーは
プレハブの大手ハウスメーカーぐらいです。
もし
外壁通気構法が完結していない
建物が気に入ってしまった場合
色々と悩んだ末に
結局悪い方に判断してしまうと
泣き寝入りになりかねないので
判断基準として
割り切り方の方法を
一つ
お話をしてみますね!
上記二つの資料は
違う断熱材メーカーが
多少
内容は違いますがオープンにしています。
内容は
木造住宅の場合の
外壁通気層を省略できる要件を記載しています。
その中で
計算式は記載していませんが
省略できる判定数値も記載しています。
ここで
注意して頂きたい事は
通気層の省略の件は
湿式工法の事を説明しているのではなく
通気層が有って
通気構法が完結していなくても
上記の要件をクリアしていれば良いですよ!
と私は受け取っています。
ただし
新築分譲住宅で
上記資料両方の要件(b)は
クリアしていないと思います。
何故ならば
性能が良く値段が高額になる
断熱材を使用する事になるので
分譲住宅では採用するのは難しいかな?
後は
資料①であれば
要件の(e)
資料②であれば
要件の(c)の
広島市内であれば
透湿抵抗比の計算で
5~7地域の2以上の数値が出れば
規定的にはクリアする事になります。
こちらの方では
案外クリアするかな?
と言う事が
一つの割り切り方になると考えます。
仲介業者などに確認して頂いて下さいね!
ただし
書面で残して置くように!(笑)
この割り切り方は
あくまでも自分を納得させる為の
小手先の手段であって
実際の建物は
外壁通気構法が完結していない事が確かで有れば
耐久性の面と
断熱性能が湿気による劣化は
覚悟しておかなければなりません。
これはあくまでも自分を納得させる為の
小手先の手段ですので・・・・!
今日の内容は、少しは参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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