Y&Y設計事務所
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雨漏り対策として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<雨漏り策として>についてお話をします。

前回の<豪雨対策として>に続いて

雨漏りをさせない為の施工工程で

一番大切な

外壁の透湿防水シート張りのお話をします。

最初に

注文住宅を考えている方にご提案です。

最小限でも良いので

Y&Y住宅検査で有れば

新築各工程検査の

・外部防水下地検査

・断熱材充填検査

・完成検査

の2項目の工事途中検査と完成検査を

受けられる事をお勧めします。

今日は

その内の「外部防水下地検査」

何故必要なのかを

実際の写真を見て頂きながらお話します。

豪雨に限らず

雨漏りの原因は

下記写真の様な

透湿防水シート張りの施工不良です!

施工要領通りシッカリと施工されていれば

もし何かの原因で

雨水が

サイディング仕上げ面から

通気層に入って来たとしても

この透湿防水シートで

壁内に雨水が入るのを防ぎますので

大変重要なポイントになる工事工程です。

それなのに

現場監督の方は

外壁の透湿防水シートの正しい張り方を

良く知っている方は

ほぼ居られないでしょうね!

例えば

下記一枚目の写真を見て下さい。

この写真を撮った時には

既に近くまでサイディング張り工事が進行中でした。

結局

下記2枚目の施工手順の様に

やり替え工事実施する様に指摘をしました。

 

【手摺天端の透湿防水シートの不適合写真】

 

要するに

現場監督は現場を見ていないのか?

または

見ても施工不良とは気が付かないのか?

どちらにしても

私が見ていなかった場合は

この状態のまま

サイディングが張られていたでしょうね!

 

【手摺天端の透湿防水シートの施工手順】

 

もし

やり替え工事をせずに

下記写真の様な

笠木の施工不良が起きたまま

豪雨に遭遇した場合の事を想像しただけでも

ゾっとしますね!

 

【完成検査時に確認した笠木施工の不適合写真】

 

下記の写真は

別の現場での不適合写真です。

この写真を見て分かる様に

配管下部には

何も防水処理がせれていません。

防水テープで防水処理をする気が有ったのでしょうが

防水テープ貼りの手順が

分かっていなかったのでしょうね!

これも

先程と同じで

何かの原因で

サイディング仕上げ面から雨水が入った場合は

完全に雨水が壁体内浸入していまい

不適合事象を起こしてしまいますね!

 

【配線用のジャバラ配管廻りの防水処理不適合写真】

 

ここで現場監督さんにお願いです。

①現場をよく見廻って下さい。

②正しい施工要領を覚えて下さい。

せめて

この2項目をお願いします。

 

今日のお話は如何でしたか?

「外部防水下地検査」の必要性が

お分かりになってでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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