2021/09/06
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は<ユニットバス床の断熱欠損として>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を考えている方で
2階にユニットバスが有って
その下に車庫が有る
住宅を見学に行かれた時は
ユニットバス下部の断熱欠損の有無を
必ず確認しましょう!
つまり
要注意ですよ!と言うお話をします。
下記写真は
2階にユニットバスが有って
ユニットバスの下が車庫の場合は
高い割合で
ユニットバス床が断熱欠損になっていますよ!
上記写真を見れば分かりますが
ユニットバス床裏側下部に
発泡スチロールなどの
断熱材は見当たりませんので
高断熱浴槽ではなく
普通のユニットバスです。
上記2枚目の写真は
ユニットバス下側の
車庫の天井に
袋入りのグラスウールを敷いているだけです。
しかし
ユニットバスの下側は
外気に接する床部分になりますので
上記写真の様に
車庫の天井に
しかもユニットバスの下面だけに
グラスウールの断熱材を設置しても
外気に接する床の
断熱材の機能を果たしていません。
この場合は
ユニットバス床の断熱材欠損になります。
この様なプラン(ユニットバスの下が車庫)は
新築の分譲住宅で
特に
3階建てをよく見廻して見ますと以外に多いです。
となれば
案外
ユニットバス床の断熱材欠損が多いのでしょうね!
これを補修(直す)するには
少し面倒ですが
1階のユニットバスの様に
ユニットバス下の空間を
車庫の天井面からユニットバス迄
車庫天井裏の外気と遮断させる為に
断熱材をぐるりと
立ち上げる工事が必要になります。
高断熱浴槽仕様のユニットバスを採用していれば
この問題は解消されます!
しかし
そこ迄考えている工務店が
果たして何社いるでしょうかね?
実際に
現地で確認しようとしても
見れない場合が案外多いので
営業マンに
このユニットバスは高断熱浴槽ですか?
って確認して見て下さいね!
高断熱浴槽でなかったら
ほぼ確実に
ユニットバス床部分の断熱材欠損です。
冬場のヒートショックの原因になりますので
要注意ですよ!
今回のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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